速報:ネパール準備派遣(2006年3月)
さきほど、ネパール準備派遣中の加藤君から報告がありました。以下、要点だけ、ご報告いたします。
・全員無事に、ネパールを出国し、現在はタイのバンコクに滞在中。
・ネパール滞在中にも大きな問題は無かった。
・カカニトレーニングセンターに変化があった。
・前回のネパール側プロジェクトメンバーのほぼ全員と再会できた。
・さらに最近活躍している若い世代にも会えた。
・6000m級の山の名前がmt.ベーデンパウエルになる?
・水質調査を継続的にやっていてくれてた。
・日本連盟とパックスの関係が問題(ネパール側が気にしている)。
取り急ぎ、以上です。皆様にはご心配、ご協力を頂き、ありがとうございました。
ま、帰宅するまでが遠足(笑)ですから、これからも帰国まで気をつけてもらいたいと思います。
Made in Japan
ミャンマーのバガン滞在中にお世話になった宿のご主人に、家中の家電製品を見せられたという話を先日書きました。今日はその続きです。
そのご主人、とにかく電気製品を買うときにチェックするのはそれが「made in japan」であるか、そうでないか。たとえその製品が日本メーカーが作ったものでも「made in japan」でなければ納得しない。設計や開発は日本でやることは多いのですが、製造はアジア各国で作ることが特に最近は多いので、「made in japan」が減ってきているんだよと説明はしましたが、それでもこだわりがあるようです。最後の組み立てまで、信頼すべき日本で作っていて欲しいとのこと。そこまで信頼してくれているのは、とても嬉しかったですね。
(ミャンマー、ポッパ山)
低コスト戦略により「made in japan」な電気製品が減ってきているのも事実。じゃあ、「made in japan」は電気製品に限ったことなのかと考えると、もっと仕組みづくり、プロジェクト作りなどにおいても「made in japan」な高品質なものがあってもいいんじゃないかと、考えていたわけです。設計図(ビジネスモデル?)までが同じでも、最後の組み立て・仕上げまでも丁寧に作り上げることにより、良いプロジェクトを作っていく。そんな、世界において信頼される「made in japan」なプロジェクト、作っていきたいですね。
今夏実施予定のモンゴルプロジェクトの企画・計画が開始しました。派遣参加メンバーも募集中です!興味のある方はお気軽にmongolia@rovernet.jpまでメールください!
ネパール準備派遣実施中(2006年3月)
2年ぶりに、Pax IV Hyperのメンバー5人が現在ネパールに行っております。前回はネパールの治安事情が良くないとのことで中止になっており、今回も出発直前まで注意深く情勢を見守っておりましたが、渡航予定先である首都のカトマンズとそれが含まれれる盆地(現地ではカトマンズバレーと呼んでいます)では、安全であるとの判断をし、決行しております。
(カトマンズバレー:撮影2002年)
今回は、ボーイスカウト的に言うと「組織的なプロジェクト」ではなく、「個人的な旅行」になり、身体を使った奉仕等は予定しておらず、主に現地のスカウトとのミーティング、過去のプロジェクト地の視察、その他観光という内容になっております。ネパール滞在は3/11から3/16で、その後タイのバンコクに寄って、3/20に帰国になります。
さきほど、カトマンズに到着したメンバー(横沢君)から第一報がありましたので、引用させていただきます。
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予定通り、ネパールへ入国しました。空港でかつてのプロジェクト仲間であるスーザンとマネ(二人ともネパールのスカウトです)が迎えに来てくれました。そして二人と共にフジゲストハウスへと向かい、簡単なブリーフィングを行いました。15日に予定しているスカウトミーティングについてのセッティングや12日のカカニへの訪問について話をしました。
また、彼らによると12日、13日に予定されていたマオイストによるバンダ(ストライキ)は実施中止になるという事が今日判明したそうです。よって今回のネパールの渡航に関しては治安面での懸念としていた事は大方、悪くはない状況になったと感じています。
15日のミーティングがこれからのプロジェクト展開にとって良いものになるようにしたいと思っています。15日のミーティングの内容等は帰国後におって報告書等で報告します。
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みんなが、安全第一、健康第一で帰国されることを祈っております。
ミャンマーから帰国しました(速報版)
昨日、ミャンマーから帰国いたしました。事前の予定通り、バガンとヤンゴン(首都)を訪問してきました。乾燥していたせいか、それとも同行者の柳沢氏に風邪を移されたせいか、やや喉が痛いですが、それ以外は無傷です。あ、もちろん、ミャンマーのギンギンの太陽により、二人ともこんがり焼けております。
気温は35度前後で、特に14時前後などは現地の人も含め、外では行動できないような暑さです。空気も乾燥していて、植生的には森林地域というよりかはサバンナ・砂漠っぽいので、車が通るたびに砂埃がまいあがります。しかし、遺跡はとても広い範囲にいくつも存在し、一つの寺を見に行くというのではなく、まさに遺跡群を見に行く、遺跡群と土や木により構成される環境・雰囲気を感じに行った印象です。
(バガン遺跡遠景。広大の領域に無数の遺跡が散在してます。)
(ひとつひとつの遺跡はこのくらいの大きさ・形・装飾です。)
ちなみに太郎君が出発前に教えてくれた以下の情報については、
>バガンの宿は「ゴールデンミャンマー」がおすすめです。
>安くて清潔で、吉幾三似の親切なおじさんが出迎えてくれます。
「ゴールデンミャンマー」に二泊してきましたよ。そのおじさんに僕がソニー社員であることを行ったら、家中の家電を紹介され、特にパソコンと冷蔵庫とテレビをチェックさせられました。また、この件については詳しく書きたいと思います。
Pax IV Hyper Blog: パキスタン地震救援支援報告会とホテルルワンダ(映画)を見て思ったこと
先週、会社のCSR活動の一環として行われたパキスタン地震支援報告会に参加してきました。また、一昨日にはホテルルワンダという映画を見てきました。それら二つに参加・見ながら考えていた、一つのことについて書きたいと思います。
■1、パキスタン地震支援報告会
パキスタン地震については、会社での募金呼びかけに反応して、私も小額ながら募金したという経緯がありました。そういった関係で募金先であるジャパン・プラットフォームやその構成員であるピースウィンズジャパン、日本紛争予防センターの方々が会社にまで来て活動報告をしてくださるとのことだったので、参加してきました。内容的には映像・写真・資料・口頭でのパキスタンでの地震発生直後から最近までの救援活動を紹介するといった内容でした。
■2、ホテルルワンダ
ホテルルワンダは現在上映中の映画です。1994年のルワンダでの大虐殺が舞台で、あるホテルのホテルマンが、住民を虐殺から救い、自分の経営するホテルに匿うという実話です。是非、見てみてください。お薦めします。
(バングラデシュのICDDR,B(International Centre for Diarrhoeal Disease Research, Bangladesh)にて2,3年前に撮影。これまで爽やかな写真ばかり掲載してきましたが、ありのままをお知らせしようと思い、載せました。)
パキスタンで活躍してたのは、災害直後に活動可能な軍隊や医療チーム、またルワンダで活躍してたのは悪役である民兵から民衆を守ろうとする軍隊や主人公を中心としたホテルマン。軍隊とは、武器を使用し、人を殺すための組織であり、それが良い方向にも悪い方向にも変わりうる皮肉な組織でもあると思いました。
で、やはり思ったのは、僕らボーイスカウトの可能性(もしくは日本人の可能性)なのです。こんなに可能性・潜在力を持った組織は他にはなかなかありません。くだらないちいさな問題はほっておいて、もっと重要な問題に取り組むべきですし、取り組まなければいけません。世界で、待っている人たちがいるんです。
1,2月は、私たち日本のスカウトの指導者は、加盟員登録申請(すさまじく非効率且つ面倒)を中心とした申請活動に時間をとられる時期なのです。。。。。
世界三大仏教遺跡の一つへ
2006年3月2日から7日まで、パックスのYNGSW氏と、ミャンマーに訪問してきます。残念ながらミャンマーにはボーイスカウトが存在しないので、スカウト活動はしませんが、バガンという場所にある遺跡群を見てくる予定です。世界には以下のような世界三大仏教遺跡なるものがあるそうで、バガンもそのうちの一つです。
■カンボジアのアンコールワット
■ミャンマーのバガン
■インドネシアのボロブドゥール
(2002年に行ったアンコールワット遺跡)
参考までに今回の旅行日程を記しておきます。
2006/03/02: 移動(ヤンゴン泊)
2006/03/03: 移動、バガン観光(バガン泊)
2006/03/04: バガン観光(バガン泊)
2006/03/05: 移動、ヤンゴン観光(ヤンゴン泊)
2006/03/06: ヤンゴン観光、移動(機中泊)
2006/03/07: 帰国
ミャンマーの首都であるヤンゴンまでの往復の国際航空券は取りましたが、それ以外の国内航空券、宿泊先は現地で取ることになります。YNGSW氏の交渉能力に全てはかかっています(私はぼったくろうとする人を相手に金額の交渉をするのは苦手なんです。。。すぐに怒り出すから、私が。。。)。また、写真等については帰国後に載せていきたいと思っています。
ナマステ!
ネパールでは、「こんにちは」は、「ナマステ」になります。しかも、どんなに偉い人でも、どんなに忙しいときでも、みなさん下記の写真のように両手を合わせて、「ナマステ」と礼儀正しく挨拶をしてくれます。気持ちがいいです。僕がアジアを好きな理由です。
個人的な報告:未踏ソフトウェア創造事業採択
このたび、独立行政法人情報処理推進機構2006年度下期未踏ソフトウェア創造事業に採択されたことをご報告いたします。パックスの活動とは今のところまったく関係はありませんが、最先端科学技術と発展途上国の開発協力を融合させたいという考えを持っているため、今後、なんかしら絡められたらとも、思っています。
(たとえば、ネパールの山民族の村の環境モニタリングをする。そのためには厳しい自然環境に絶えられるコンピュータ・センサーシステムが必要になる。その基盤アーキテクチャー、システムソフトウェアを作るという視点で、大学での研究活動にも取り組むとか?かなり無理矢理な融合だけど(笑))
NPO法人化の勉強メモ(基礎編)
パックスの一部ではNPO法人化を目指して準備中ですが、ここでは私個人的なメモを載せておきます。ちなみに以下のメモは、NPO法人をつくろう—設立・申請・運営からの抜粋がほとんどです。
■メモ
・非営利とは利益を関係者で配分しないということであり、儲けてはいけないという意味ではない。株主配当のない会社のようなもの。
・小さな政府が目指されている今、今まで政府が取り組んでいたことをNPOがやる場合も多く、行政に協力・提言することも求められている。
・NPO法人の起業家→ソーシャルベンチャー
・総会主導型と理事会主導型がある。
・申請してから審査に4ヶ月間かかる。
・役所に電話し、予約をとって、相談・申請を行う。
■NPO法人化のメリット
・契約の主体になれる
・受託事業や補助金を受けやすくなる
・公的な施設を利用しやすい
・社会的な信用が生まれやすい
■NPO法人化による義務
・情報公開の義務
・法律に定められた運営
・課税対象として捕捉される
・残余財産が戻ってこない
■NPO法の定めるNPO法人の17の活動分野
1,保健、医療又は福祉の増進を図る活動
2,社会教育の推進を図る活動
3,まちづくりの推進を図る活動
4,学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
5,環境の保全を図る活動
6,災害時の救援の活動
7,地域安全活動
8,人権の擁護又は平和の推進を図る活動
9,国際協力の活動
10,男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
11,子供の健全育成を図る活動
12,情報化社会の発展を図る活動
13,科学技術の振興を図る活動
14,経済活動の活性化を図る活動
15,職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
16,消費者の保護を図る活動
17,前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
■NPO法人に必要なメンバー
・社員が10名以上(社員とは総会における議決権を有する人であり、会社の社員とは異なる。いわゆる会員で議決権を有する人。)
・役員として理事が3人以上、幹事が1人以上。役員は社員を兼ねられる。
■NPOの主要な収入源
・会費収入
・寄付金収入、助成金収入、補助金収入
・事業収入
■NPO法人の申請に必要な書類(以下を所轄の県庁に提出)
・申請書
・設立趣意書
・定款
・事業計画書
・収支予算書
・宗教・政治を目的としない、暴力団の統制下にないこと等の確認書
・設立についての意思の決定を証する議事録の謄本
・役員名簿および報酬を受ける役員の名簿
・役員の就任承諾書および宣誓書の謄本
・役員の住所又は居所を証する書面
・10人以上の社員名簿
悪夢は繰り返される:加盟員登録申請
今年もやってきました、ボーイスカウトの加盟員登録申請。。。やっとさきほど、本年度分の事務作業が終わりました。いやはや、去年あんなにむかついていたのに、今年もシステムはまったく変わっていませんでした。。
基本的には上記にリンクの去年の報告を読んでいただければ、今年もまったく同じこと繰り返したので、状況は伝わると思います。加筆するとすれば、今年も例年通り、コンピュータでのデータ作成と同時に、カーボン用紙を使っての手書き資料が相変わらず要求されていること。両方を要求してくる理由、そしていまだにカーボン用紙で書かなきゃいけない時代遅れさ、まったくもって意味不明です。ほんと、どーにかしてほしい。。。はぁ、疲れた。