郷中教育

子どもたちに…いにしへのいろはことば—島津日新公いろは歌という本を読みました。で、WEBでよく調べてみると、この本の基になった郷中教育が、実はボーイスカウトのお手本だったらしいということが出てきました。ボーイスカウトをすでに20年間やっていますが、そのルーツの一部が日本にあったとは初耳だったので、やや興奮気味に書き込みをしています。

そもそも郷中教育とは、14世紀くらいから薩摩にて行われていた師弟教育で、異年齢集団を形成させ、学舎で学ばせ、知・徳・体の調和のとれた人格形成を目指した教育法だそうです。この郷中教育が行われていた薩摩の出身者には西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎等がいるそうです。ボーイスカウトの創始者のベーデンパウエルが1908年にこの郷中教育について研究をし、良い部分をボーイスカウトに取り入れたそうです。(郷中教育とボーイスカウトは無関係であると、強く主張されているWEBもありましたが、ここではその真偽を問うことはあまり意味がないので、やめておきます。)昔の日本は(も?)輝いていたんだなぁー。

サーフボードを取り出して、ゴルフ道具を

昨日、親戚と富士山麓にゴルフに行って来ました。朝5時起きで、9時にはコースに出ており、午前に9ホール、午後に9ホール周り、風呂に入って帰京する頃には19時に。まだまだヘタクソなので、ボールを追いかけるためにコース内を走り回り、良い運動になりました。ゴルフっていうのは、止まっているボールを打つ訳なのですが、これが結構難しく、空振りしたり、打てたとしてもゴロになってあまり飛ばなかったりするんです。

昨年の正月に親戚に誘われて初めてゴルフをやるまでは、このスポーツを敬遠していました。ゴルフ場の建設の為には山や森を切り開くことが多く、また建設後も芝生維持のために農薬が大量に使われているという話を聞いていたし、そもそもゴルフをやるにはお金がかかり(スキーに行くのより、ゴルフに行くほうが高いのです)、お金持ちの道楽だ、と決めつけていたのです。しかし最近はゴルフ場建設数もそんなに多くなく、さらにそこでの農薬の影響も環境省等によりしっかりと監視されているので、以前よりは状況は改善されているのでしょう。

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(写真は、昨年の正月に同じゴルフ場に行った際のものです。)

キャンプにおいても最近は直火の焚き火が禁止されたり、テントの為の側溝を掘ることが禁止されたりと、環境を意識した”禁止”事項が多いです。ただ、これまであったものをいきなり全面的に禁止するのは現実的には難しいと思うので、上記のゴルフ場の改善のように、徐々に持続可能なやり方ににシフトすればいいのかなぁと思いました。

これほど人口が増えると、人間は生きているだけで、環境に負荷を与えているのではないでしょうか。それならば、やはり、Sustainable Golf(持続可能なゴルフ)、Sustainable Camping(持続可能なキャンプ)等を目指したいと思った3連休の初日でした。

モンゴルプロジェクト写真レポート3

モンゴルプロジェクトについて、現地で予定していた全プログラムを無事終了したことをご報告いたします。あとは、みんなの帰国を待つだけです。以下に本日送られてきた写真をご紹介いたします。

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(風力発電の設置をしているところ)

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(あ、クルーリーダーがサボっている。。。)

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(サボった罰でしょうか、突然の降雪と、車内での1泊ビバーク)

また、風力発電プロジェクト地での360度画像も送られてきました。太陽がすさまじいことになっています。ギンギラギン。

Pax Workshop for Emerging Scouting 企画案

日本は3連休ですね。そんな中、モンゴルプロジェクトついては、一昨日風力発電のプロジェクト地からウランバートルに戻る予定だったのが、雪のため余儀なくビバークをすることになってしまい、昨日の午後、ウランバートルに戻ったとのことでした。天気予報によると一昨日あたりから、ウランバートルの最低気温はマイナス7〜8度になっています。寒いようですね。また、本日さきほど成田空港から帰国第2便が無事到着したとの連絡を受けました。あとは明日帰国の3名と、9月29日にシベリア鉄道を使って帰ってくる4名を待つだけです。

少し気は早いですが、この夏世界各地で様々な体験をしたローバースカウト達の話を、みんなで・まとめて聞きたい!写真や映像を見たい!ということで、以下のようなワークショップを開こうと企画・準備中です。場所や時間等はまだ未定ですが、広くボーイスカウト関係者や国際協力・青少年教育・環境保全等に興味のある方の参加を募集したいと思います。希望される方は僕realsoko@hotmail.comまで連絡をいただければと思います。

===「Pax Workshop for Emerging Scouting」===
□日時:10月22日(土) 14:00-17:00(仮設定)
□場所:未定
□運営:Pax IV Hyper
□参加:ボーイスカウト関係者に広く声をかける

———-以下、各発表/質疑応答を30分ずつ———-

■1, Pax IV Hyper: Mongolia Project 2005
 -発表者:モンゴルメンバー
 -活動地:モンゴル
 -期間:2005/08/25-2005/09/29

■2, 世界スカウト機構: World Scout Youth Forum 2005
 -発表者:MT
 -活動地:チュニジア
 -期間:2005/08/26-2005/09/12

■3, 環境再生保全機構: 東ティモール・インドネシアコース
 -発表者:SO(慶應義塾大学ローバース)
 -活動地:東ティモール・インドネシア
 -期間:2005/08/30-2005/09/12

■4, ボーイスカウト日本連盟: スカウトムート2005
 -発表者:現在調整中
 -活動地:山中湖
 -期間:2005/08/19-2005/08/24

■5, Pax IV Hyper: Pax Studio
 -発表者: YI, SA, SI
 -活動地:現在は日本国内。将来的にはフィジー?ハワイ?
 -期間:2005/09-

チュニジア写真レポート

8月29日から9月1日まで、アフリカのチュニジアで行われた世界スカウトユースフォーラムの写真が参加者の一人から送られてきました。ユースフォーラム自体の報告はこちらからダウンロードできるようです。世界の青少年が何を問題視し、どのような解決方法で取り組もうとしているのかが読み取れると思います。

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(アフリカ大陸から見た朝焼けの地中海)

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(ユースフォーラムの雰囲気)

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(街中のチュニジアスカウト)

ボーイスカウト日本連盟への報告、フィードバックもそのうちあるのでしょう。

モンゴルプロジェクト写真レポート2

9月10日に帰国第1便が無事帰国いたしました。現在滞在中のメンバーは数人が、疲労等により倒れており、やや体調管理が心配です。発展途上国でのプロジェクトでは良くあることなので、あまり心配はしていませんが、早く回復することを祈っております。さて、本日送られてきた写真をご紹介いたします。

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(こちらは石鹸作りの様子ですね)

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(こちらはゲルでのホームステイ中の写真です。羊(ヤギかも?)に囲まれています。)

以下はK君からのメールのコピーです。
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今日は休養日ですが僕とTPは証券取引所やら科学技術大学の教授に会うやらで
モンゴルに来てから休みのない日々を送っています。また、数人がダウンしました。ゲルステイでは雨が降り少し曇っていたため満天の星空とはいきませんでしたがみんな楽しめたようです。明日は企業訪問、明後日から風力発電機設置です。
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そのK君から今度は草原での360度画像も送られてきました。見渡す限りの草原と青い空です。

サーフィンとその前後

3週連続で湘南の海へサーフィンをしに行って来ました。如何に普段身体を動かしてないのかが、サーフィン後の筋肉痛が物語っています。サーフィンもそうですが、アウトドア活動、スポーツ・部活動で得られるものは、身体的健康や、身体を動かした後のすっきりした精神的健康だけではないのかなぁと考えながら、帰ってきました。

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(ウェットスーツ、サーフボード、テント、寝袋、手斧、ロールマット、ベンチ、そしてビーグルスカウト(スヌーピーボーイスカウトバージョン))

サーフィンの場合は、まず海に行くまでの道中、朝焼けの中、朝食を取りつつ車を走らせます。地球と人間にとっての朝を、普段より強く感じられます。そして海に着いたら、着替えたり、ボードにワックスを塗ったりする準備。その後準備運動をして海の中へ。ここの過程は、慣れている人ほど早かったりします。不慣れな僕なんかは、一つ一つの作業がぎこちなかったり、時間がかかったりしてしまいます。海の中では、風や波を感じます。そして波の速度に、自分の速度を合わせて、波に乗るわけです。時代の流れに乗るには、自分の速度をそれに合わせないと、乗れないものなのかなぁという風に類似例を見つけちゃったりします。そして今日のように先輩や友人と一緒に行った場合には、サーフィンを通した普段とは違うコミュニケーションを取ることが出来ます。終了後は、片づけをして、僕の場合は近くのハンバーガーショップでちょっと早めの昼食を取り、読書を。しかし、身体を動かした後で、おなかも一杯だと、すぐに眠りについてしまいます(意味なし)。ハンバーガーショップで昼間っから寝てるのもヒンシュクものですね。けど、そのひとときがとても気持ちいいのです。

またちょっと場は変わりますが、ボーイスカウトで子供達を表彰する時は、敢えて演出をします。セレモニーの厳かな雰囲気の中でバッチをあげたりします。通常時に、ただ渡すのではなく、雰囲気を作ったり、段取りを踏むことによって、貰えるものは同じだとしても、感動度・達成感を強く感じさせられるようにしてあげるのです。

なーんって、日焼けのせいでユデダコのようになっている僕が言っても説得力ないですね(笑)。

In & Out

大学の恩師に学生時代に言われた。学生時代はひたすら吸収(input)する。社会人はひたすら消費(output)する。だから、社会人になっても意識的に吸収するように心がけるべしと。もちろん日々の業務の中で勉強すること・学ぶことも多いが、相対的には消費・浪費の方が多い気がする。ボーイスカウト活動でもたまに感じる。現役を退き指導者となると、指導する・教えることはあっても、教わることは少ない。子供達を見ていて学ぶことは多いが、現役時代ほど知識や技術を吸収しているようには思えない。

しかし、何かを作り出す過程(output)で学ぶこと(input)は増えた。そもそも学生時代にはあまり作るという作業をせずに、既存のものに参加・利用することが多く、自らこしらえるということは少なかった。今ではそれも変わり、平日でも休日でも大抵何かを作っている。このBlogへの書き込みもそのうちの一つだし、ネパール/モンゴルプロジェクトもそう。モノづくりが好きなのは日本人としてのDNAか。しかし、産みの苦しみもたまに味わう。何かを作り出すにはエネルギーが必要だから。

ということで、今後もInとOutのバランスを大切にしていこうと思っている。InもOutもなくなったら、流れの無くなった水と一緒で、腐ってしまいそうだから。

モンゴルプロジェクト写真レポート

モンゴルプロジェクトについて、ウランバートル滞在中のメンバーから写真・文章が送られてきましたので、ご紹介いたします。(以下、O君からのメールのコピーです。)

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■モンゴル連盟ミーティング
当日集まったモンゴルローバーは14人。ブレイクゲームにおいてはモンスカ側からアプローチをしてくれたりと、とてもよい交流を図れた。今回のプロジェクトにも5名〜10名のスカウトが参加してくれることになり、今後の協同プログラム実施の可能性に大いに期待が持てる。

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(モンゴルのボーイスカウトとともに集合写真!)

■オルホン大学訪問
例年通り、日本語学科の学生と交流をとれた。学長に対するオルホン大学内での石鹸販売の申し出は成功したように思える。日本語教師のアルタイ先生という方(イケメン)が、このプログラムに参加してくれることになった。しかし、我々があらかじめ設定した石鹸の販売価格がモンゴル人には高いものであることを聞かされ、石鹸の原料および作り方から検討することとなった。換言すれば、クルーがモンゴルという国に対して広くアンテナを張り始める契機になったのではないかと感じた。

■石鹸作り
上記のオルホン大学訪問でのアドバイスを受けて、急遽石鹸作りのデモンストレーションをキャンセルし、石鹸作りに関してモンゴル側の声を聞くミーティングを開いた。このミーティングの参加者は、日本スカウト11名(含むアドバイザー)、モンゴルスカウト10名(含むアドバイザー)、MJEDスタッフ3名、オルホン大学の日本語教師(イケメン)1名。

ディスカッションの結果:9日に母子家庭と作る石鹸は計画通りオリーブ石鹸にする。
ひとまず限定で100個生産する。売る場所はオルホン大学アルタイ先生(イケメン)が責任者となる。オリーブ石鹸の作成に関しては、継続を前提として前向きに行う。(オリーブオイルなど原料はMJEDスタッフの日本訪問時に調達)。石鹸作り以外の母子家庭支援に関しても今後協議をする、ことになった。

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(オルホン大学訪問)

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(the草原。theモンゴル。)
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また、K君からはこの360度画像が送られてきました。QuickTime Playerで見ることが出来ます。ザイサントルゴイというウランバートルの郊外にある小高い丘の上から撮った全方位画像です。おもしろいですよ。

明後日は第3便のクルーも日本を出発します。それでは、みんな引き続き、健康・安全には気をつけて、楽しんできてくださーい!

シベリア鉄道写真レポート

モンゴルプロジェクトについて、シベリア鉄道組は予定通り、モンゴルのウランバートルに到着し、昨日第2便の飛行機組と合流いたしました。昨晩深夜に電話をしたところ、当初宿泊予定のホテルの予約が取れてなく、急遽アパートを借りることになったそうです。さて、写真が数枚送られてきたので、ご紹介させていただきます。

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(シベリア鉄道乗車中の出発駅もしくは途中駅の様子かな)

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(バイカル湖)

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(乗り物乗車中は窓から手や頭を出さないように。良い子の皆様は真似しないように(笑))

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(無事、モンゴルのウランバートル駅到着。しかも現地でお世話になるはずの方と会えずに、駅で途方にくれていたら、偶然にも去年のプロジェクトで知り合いになった通訳さんとバッタリ会って、助けてもらったらしいです。びっくりしたけど、よかった!)

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