やべぇ、最近怠けてたかも。。。

GREEというSocial Networking Serviceの日記というコーナーに、このBlogへのリンクを張ってみました。が、このBLOGページは決して僕の日記ページではなく、Pax IV Hyperという青少年教育や国際協力をテーマに活動している任意団体のページです。僕は代表者として活動報告・メモ・意見等を書いているのです。といっても今日のエントリーは相当個人的な書き込みです。

さて本日は土曜日、ひさしぶりに何の予定も無く、ボォーっとしてました。で、まだそのボォーモードから抜けられずに注意散漫・主張不明確な文章になるかもしれません。

ボォーモードにいながらも脳みそってのは動いていて、「脳」に関する本を読んでみたり、「環境再生保全機構の便り」でクマの保全について読んでみたり、はたまたWEBにて「マサチューセッツ工科大学」の学生のページを見ながらアメリカの大学での研究vs日本のメーカーでの研究について思考を巡らしてみたり、さらには「スーダンのダルフール紛争」の記事を読んだりしてました。

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(昨年訪れたアフリカ大陸はサハラ砂漠。暑そうに見えて暑くないんです、冬だから。だから僕も長袖・長ズボン。)

それで、ふと、ある友人(ボーイスカウトではなく、一般人)がWorld Visionという団体を通じてウガンダの5歳児のスポンサーになったことや、また別の友人が貧困をなくそうキャンペーンに賛同してホワイトバンドを買ってみたという話をしてたのを思い出し、あれ、俺は最近何かやってたかなと思い返してみたのです。

確かにPax IV Hyperでは今夏モンゴルにて環境や貧困に関するプロジェクトが予定されていますが、僕は現地に行かないアドバイザーだし。そしてFellowとして参画しているLEADについても最近は疎かになっていたので、日本の代表者にメールを書いてみたり、溜まりに溜まった全世界からのLEAD関連のメール300通を読んだりしてました。まぁ、PaxにしてもLEADにしても情報のキャッチアップはできたので、今日のところはよしとするか。

と、まぁ、こうして休日は消費されていくのです。。。にしても、あつい。。。

心の教育は誰がするのか?

2004年10月16日にこのブログを始めてから、このエントリーで100エントリーになります。いやぁ、よく続きましたし、よく書きました。ネタで困ったこともほとんどなく、なんなんでしょう、この執筆意欲は。。。

さて、今日は恩師でもある大学の教授と話をしてきました。最近の大学での問題として、ひきこもりや、ニート、学生における精神的な弱さみたいな話があがりました。勉強や進路でつまづくと、回復するのに結構時間がかかってしまう学生もいるとのこと。しかし、このような精神力に関する教育は大学教育では難しいので、ボーイスカウト等にも期待しているとのお話でした。

何か壁にぶつかった時に、どのような気持ちで、どのような対応をするか?おそらくそのための訓練には日ごろから、いろんな壁にぶつかるのが良いのではと思いました。特に自分の力ではどうしようもできないいろんな壁。ボーイスカウト風に言うと、自然の中のキャンプ生活における、天候の変化や、登山への挑戦等が挙げられるのかな。自然については人間の力の及ぶ範囲ではないし、登山なんかも体力の限界まで挑戦するようなものなので、ともに精神力の鍛錬には良いプログラムなのかと。

普段の学校生活では、なかなかそのような限界に触れることは少ないからこそ、学校教育ではないボーイスカウトで、そのような環境を提供し、危機・限界への対応を学習してもらうと良いのではないでしょうか。私の原隊でも来週末夏季野営を予定しています。自然に触れ、精神の教育ができればと思っています。

モンゴルプロジェクト壮行会

一昨日、東京の浅草橋にあるモンゴルタウンにて本年度のモンゴルプロジェクト壮行会を開きました。実際のプロジェクトまではまだ1ヶ月ほどありますが、学生が夏休みに入り、メンバーの多くが集まれる日にやっておこうということになり一昨日になりました。プロジェクトについてはまだ準備・企画段階のものも多いですが、現状の計画をご紹介いたします。

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【実施予定事業名】 『モンゴル派遣プロジェクト』
【関係団体】 ユーススカウトグループPaxIVhyper
【プロジェクト実施予定期間】 2005年9月4日(日)~9月18日(日)
【プロジェクト実施予定地】 モンゴル国ウランバートル及び周辺地域、南ゴビ
【参加人数】 14人
【協力】 モンゴル商工会議所(MJEDセンター)
【プログラム詳細】
 1、経済プログラム:①企業訪問、②株券購入、③石鹸販売
 2、国際貢献プログラム:①オルホン大学交流、②ビデオ交流、③QTV(環境教育の教育素材の作成)
 3、ハイアドベンチャー:①風力発電、②ゲルステイ、③シベリア鉄道
 4、環境プログラム:①環境調査

あと1ヶ月の追い込み、がんばりましょー。

ボーイスカウト日本連盟渡辺前総長お別れの会

昨日、財団法人ボーイスカウト日本連盟「渡辺昭前総長お別れの会」に奉仕として参加してきました。

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渡辺前総長が育ててきたボーイスカウト運動をしっかりと引き継がさせていただきます。

つつしんでご冥福をお祈りいたします。

ボーイスカウトと環境再生保全機構の関係

ボーイスカウト日本連盟主催のバングラデシュ派遣に参加したメンバーの数人が、年度は違うものの、独立行政法人環境再生保全機構の地球環境市民大学校海外研修に参加しています。O君はつい最近、研修生としての内定を取り、8・9月に参加する予定です。

僕:平成11年度 海外派遣研修(ネパール・バングラデシュ短期コース)
T君:平成14年度 海外派遣研修(ミャンマー長期コース)
I君:平成14年度 海外派遣研修(マレーシア短期コース)
O君:平成17年度 海外派遣研修(東ティモール・インドネシアコース)

上記4人ともバングラデシュ派遣では中心的に活躍し、開発協力・援助・NPO等にさらなる興味を持ち、これらの派遣に参加しています。ボーイスカウトというある意味閉じられていて、青少年を中心とした活動ではなく、大人が専門的に活動をしているNPOの実践例を実際に視察・勉強できるこれらの研修は、我々にとっては本当に良い経験・勉強になります。これら研修で学んだことを、ボーイスカウトの活動にフィードバックをかけられれば、我々としてもさらなる活動の高度化・充実が望めるのではないでしょうか。

ボーイスカウトでの活動をきっかけにさらなる高みに進む具体例として紹介させていただきました。

日本のローバースカウトとUN Millennium Development Goals

前回のエントリーにおいて、9th World Scout Youth Forumにおける一つのセッションが、UN Millennium Development Goalsをにおけるスカウトの役割を扱っていることについて紹介した。UN Millennium Development Goalsとは、国連に加盟している191の国々が2015年までに解決すべき項目を挙げたものである。項目には8つあり、それぞれ以下の通りである。

1, Eradicate extreme poverty and hunger(飢えと貧困の根絶)
2, Achieve universal primary education(初等教育の達成)
3, Promote gender equality and empower women(男女同権、女性の権利強化)
4, Reduce child mortality(子供の死亡率の低下)
5, Improve maternal health(妊婦の健康の改善)
6, Combat HIV/AIDS, malaria and other diseases(HIV/エイズやマラリア等の撲滅)
7, Ensure environmental sustainability(持続可能な環境の確保)
8, Develop a global partnership for development(開発に向けて世界的な協調の確立)

以上の目標を見てみてると、1,2,4,5,6についてはすでに日本国内ではほぼ解決されている問題であり(完全ではないかもしれないが)、日本での問題と世界的な問題の違いがこの8項からもよく見て取れる。したがって、世界スカウト会議や世界ユースフォーラムへの参加者がこれらの事項についてある程度の勉強をしていかない限り、普段接していない問題であることから、建設的な議論・意見が出来ないと予想される。

ただし、国際協力プロジェクトに関わっている日本のローバースカウトにとっては、貧困、女性、健康、環境等についてはバングラデシュ、ネパール、モンゴル、フィリピン等のプロジェクトで実際に取り組んでいるのそんなに別世界での議論にもならない。特に今回ユースフォーラムに参加する5人のローバースカウト中4人は上記のいずれかの国際協力プロジェクトに参加したスカウト達なので議論をするだけの経験は持っている。

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(2004年の慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクトにおける、母子家庭を対象とした石鹸作り講座の様子。石鹸を家庭で自ら作ることにより、衛生の確保を行うとともに、石鹸を外部から買う必要をなくし、経済的な負担も減少させることを目標としている)

日本のローバースカウトは過去約8年にわたり、毎年何かしらの国際協力プロジェクトをアジアの他国と共同で行ってきた。世界ユースフォーラムにおいて、活躍するのは言葉の問題や、日本人の性格的にも、そう簡単にいかないとは思うが、せめて世界スカウト会議に参加する日本連盟の幹部の方にアピールし、日本のローバー⇒日本連盟⇒世界スカウト会議という流れも利用していただきたいと思う。

9th World Scout Youth Forumアジェンダ

さてさて、2005年8月29日から9月1日までアフリカのチュニジアで開かれる世界スカウトユースフォーラムについて、どんな内容なのか予習してみましょうか。できれば、参加者の方も一緒に事前に議論等できればいいね。まずは日程と議題についてココから調べてみました。

■セッション1:Challenges for young, global citizens(若い地球市民の挑戦)
内容:グローバリゼーションの我々への影響と、スカウトの責任。UN Millennium Development Goalsに対して、スカウトとして何ができるか?スカウトによるインパクトとは?

■セッション2:Challenges in young people’s lives(青少年生活での挑戦)
内容:青少年にとっての挑戦。目標を持った青少年が遭遇する具体的な問題。ジェネレーションギャップ。

■セッション3:Challenges in Scouting(スカウティングの挑戦)
内容:世界スカウト会議からの事項。各戦略の優先順位。世界スカウト運動における青年参画。

それぞれのセッションのテーマが曖昧すぎて、いまいち何を議論するのかこれではわかりませんね。。。もう少し調査が必要そうです。

またこれ以外にも地域のスカウト活動を見学したり、各国の活動の紹介・ディスカッションがあったり、採択文についての議論のセッションがあったり、次期ユースフォーラムの運営委員会の選定があったりするようです。

参加者アンケート結果:埼玉県連国際セミナー

パックスのメンバーの一人が、埼玉県連国際セミナー2005の参加者アンケート結果を集計してくれました。回答者の個人名は省いております。純粋な参加者の声をまとめたものになります、ご参考までに。

埼玉県連国際セミナー2005参加者アンケート結果

ローバース会議議員のその後

ボーイスカウト日本連盟におけるユース世代の唯一(過去6,7年間)の公認会議体である、ローバース会議。このローバース会議のメンバーはそれぞれ、自分の地区や、派遣等で活躍していた”いわゆる”優秀なローバーだったはずです。さて、その人たちは今、どうなっているんでしょうか?僕のわかる範囲で書いてみたいと思います。個人を特定できてしまう場合もありますが。。。

これまでローバース会議は第5期までありました。で、それぞれの期には一人の議長がおりました。過去の議長のうち二人は現在、ある地区のコミッショナーになられています。自分のローバー時代の経験を、地区に還元しているといったところでしょうか。この二人は日本連盟の委員会にも所属されているようです。また、もう一人は学校の先生をやられているそうです。教育活動に従事していて、さらに今後の日本連盟での何かしらの委員会に委員として参加することも決まっているようです。議長経験者は、ローバース会議後も地区や日本連盟と強力な関係が続いているようです。

次に議長でははく、議員について。一人はある地区の国際委員会の委員として活動しているようです。また他の議員2人は、現在は社会人になり、個人的にはスカウト活動から遠ざかっているようです。またもう一人はまだ現役のローバーであり、9月に行われる世界ユースフォーラム、世界スカウト会議に参加されるそうです。

こう見てみると、ローバース会議出身者の2,3割の人は、まだ活発に活動しており、人材育成機関としてのローバース会議はそんなにへなちょこでも無かったようです。

ps. もう一人の議員は日本連盟や地区では奉仕は出来ていませんが、Pax IV Hyperという団体で草の根からボーイスカウトを改革しようとしているようです(笑)。

アメリカという国

本日休暇から帰ってきました。1週間ぶりのエントリーになります。行き先はアメリカのシカゴとその近郊。もともと高校1年時にフロリダ州に住んでいたこともあり、アメリカ自体には慣れていたのですが、やはり歳を取ると同じ風景や習慣でもそれに対する感じ方が変わるなぁと思いました。

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特に最近のコンピュータ関係や宇宙関係でのアメリカの技術力は世界最高といえるでしょう。また、環境保護に関する団体も多く、市民団体の意識も高いと思っていました。しかし、実際のところは、完全な飛行機&車社会(両方とも化石燃料により動作)であり、ごみの収集なんかも分別はなし(今回訪問した地域では燃えるもの、缶、瓶等の燃えないものも一緒に出していた)というような状態。そしてこれは失礼かもしれないが、太っている人が異常に多いと感じました。世界一富める国なのかもしれませんが、世界一わがままで自己抑制が取れない国なのではと思ってしまったのです。

ちなみにボーイスカウトにおいてもアメリカは成功例として取り上げられることが多いですよね。それはなぜなんでしょうか?アメリカのボーイスカウトでも活動歴のあるmayfairさんに分析レポートをお願いしたいところです。(実際にはアメリカのボーイスカウトもそう簡単に言っているわけでもないようですが。)

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