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ネパール取材・収集コンテンツ案

2007年2月のPax IV Hyperネパールプロジェクトに付随して予定している「ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育デジタルコンテンツの作成」について、取材・収集コンテンツ案を列挙してみました。選択基準は、現在のインターネットに存在しない情報・知識であるかどうか、知識・知恵的価値があるかどうか。

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(ネパールはカトマンズのタメル地区)

■動画像
 ・街の人間・自動車等の動き
 ・動物の動き
 ・雲・森の動き(静止画の定点観測のほうがいいかも)
■360度画像 with 音声(Quicktime VR)
 ・自然の風景(特に山脈・山間部・河川部)
 ・街の風景(寺院・道路・ゴミ処理場)
 ・ボーイスカウトの活動風景(会議室・河川・森林・観光地)
■静止画像
 ・自然の風景(特に山脈・山間部・河川部)
 ・街の風景(寺院・道路・ゴミ処理場)
 ・ボーイスカウトの活動風景(会議室・河川・森林・観光地)
■取材内容
 ・自然、文化、宗教、思想について
 ・活動、教育について
 ・現地特有の知識・知恵について(重要)

いま、インターネット上に存在しない情報を、今回の渡航でインターネット上に持ってきたい。また、情報の見せ方も臨場感・解像感を重視し、文字ばかりではなく五感に訴えるように工夫したい。次回は、取材してきたコンテンツをどう加工するか、どうWEBで公開するかを検討してみます。

ネパールプロジェクトの近況 その6

最近、ブログへの投稿が出来なかったのですが、また書き始めようかと思います。最近まで、少しプロジェクトは忙しい時期でした。進行状況の報告をしようかと思っています。

■ 計画書の完成
ネパールプロジェクトの計画書が完成しました。現在は助成金の申請をしながら実施要項(現地で実施する活動などの詳細を載せた書類)を作成しながら各プログラムを煮詰めている状況です。各プログラムチーム同士でミーティングを実施しています。
計画書のダウンロードはこちらから→Download file

■ 各プログラムに煮詰め方
僕はプログラムの1つである。Mottainaiプログラム(河川でのゴミ問題に対する取り組み)のチームのメンバーなのですが、計画書ベースの内容をもう一度見直すという作業をしていました。本当に現地のニーズにあっているのか。再考すると結構、欠点が見つかってきます。夏のテンション高い時期にバババと作っていたからでしょうか(笑)。今は、チームメンバーの僕ともう一人が隣接する町に住んでいたおかげで深夜に町境のファミレスで閉店まで話をしています。まだまだ完成には程遠いのですが、煮詰まってくれば良い感じになっていくのではないかと期待をしています。

■ リスクマネージメントについて
ネパール王国に近況はニュースを通して、またはカウンターパートであるネパールスカウトとメッセンジャーをする事で知る事ができます。今年の春にネパールの国王が主権を国民に返してからネパールの主要な政党と毛派がこれからの政治に関して話をずっとしていきました。両者の和平に対する話合いがやっと形に成り始めてきました。治安は良くなっていくのではないかと思っています。しかし、リスクに備えるにこした事はないし他にもクルーの活動の姿勢という事にも考えていく必要があるんじゃないかなと思っています。

■ 今後の予定
12月の初旬位までに、プログラムについて煮詰めていき、活動のリハーサルなどをしながら調整していきたいと思っています。プログラムが煮詰まってきたらそれぞれのプログラムについて紹介していきたいと思っています。

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(ネパール都市部における放棄されたゴミ)

最後に写真をのっけようかと思いました。上の写真はネパールの都市部のゴミです。ネパールスカウトが河川部のゴミ問題に対して取り組みたいと言っていた事がわかる様な気がします。僕たちは技術は何もないけれども、ゴミ問題に対して日本で行っている活動を伝える事などして良いプログラムが出来たらいいなと思っています。

【Pax IV Hyper General Meeting#3, 2006】

以下の内容で、Pax IV Hyper総会を行います。
メンバー以外で参加希望者がいらしましたら、ご連絡頂けると幸いです。

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「Pax IV Hyper 2006年第3回総会」
日時:2006年12月10日(日)12:55-17:40
場所:早稲田大学学生会館
参加:約15名
内容:  
 ・早稲田大学ローバース モンゴルプロジェクトについて
 ・Pax IV Hyper ネパールプロジェクトについて
 ・ボーイスカウト日本連盟 若い成人のためのミニ集会について
 ・Pax Circus デジタルコンテンツ制作プロジェクトについて
 ・その他

Quicktime VRに関する考察(個人的メモ)

「ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育デジタルコンテンツの作成」の実施における、使用予定の各種技術や参考研究等についてのメモです。

今回使用予定のQuicktime VRでは、360度画像の作成が可能となるが、360度画像といっても風景(全周囲)画像と個体(物体回転)画像の2種類が考えられる。もちろん、この2種類を組み合わせて利用するのも良い。

Quicktime VRを通常の静止画像や動画像と比較する。撮影や編集に若干の手間はかかるが、静止画像と比較して、立体物の全体像を対話的に鑑賞可能であるところが、メリット。また、動画画像より高解像度・高画質であるのもメリット。

技術開発・コンテンツ制作の方向性としては、国連大学のAyuquila River e-Case Studyを目標・参考としたい。珍しい技術を用いたコンテンツ制作だけでなく、総合的な知識・情報を含んだ、環境教育・自然保護コンテンツの製作。また、環境教育だけでなく、文化資源の保護・希少文明のアーカイブ化等にも貢献できるかもしれない(文部科学省報告書:文化資源の公開と利用 −人工現実感−)。

ビジネスモデル・ソーシャルモデル等についても今後検討・議論していきたい。

日産科学振興財団からの助成決定!

このたび日産科学振興財団の平成18年度「理科/環境教育助成」から助成を頂ける事が決まりました!この申請はパックスの加藤・青木の二人で申請を出していたもので、ネパールプロジェクト自身への助成ではなく、ネパールプロジェクトの活動を撮影・編集・利用することにより、環境教育コンテンツを作成し、実際に日本国内で環境教育ワークショップをやるという内容です。以下、申請書からの抜粋で概要を載せておきます。

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■「ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育デジタルコンテンツの作成」
本提案では、開発途上国の自然環境問題を題材とし、インターネット上に環境教育用マルチメディアコンテンツの構築とそれを利用したワークショップの開催を目的とする。題材としては提案者が取り組んでいるネパールにおける自然環境保全プロジェクトを用いる。このプロジェクトは2002 年から始まり、今までに延べ47 人が、現地で環境調査や子供たちや農民に対する日常生活が及ぼす自然環境への影響をテーマにしたワークショップを実施し続け次回が7 回目となる。そこで撮影された全方位静止画像・動画像等をインタラクティビティを持ったデジタル地図に配置し、従来の静的なE-learning コンテンツとは異なる、動的かつ高次元なマルチメディアコンテンツを提供すると同時に、日本国内でこれらを用いたワークショップにより、日本にいながらにしてネパールや地球全体の時空間的な広がりを青少年に体感させ、知識や技術だけでなく感性の教育にも繋げたいと考えている。
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今後、横澤君がクルーリーダーとして準備中のネパールプロジェクトと、加藤君のネパールデジタルコンテンツ構築プロジェクトの二つが並行して、協力し合って動いていくことになります。我々としても新たな取り組みになりますので、今後が楽しみです。また、初めての試みですので、アドバイス・コメント等も皆様から頂けたらと思ってます。今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

先進国の祭りには神が欠けてきた?

先進国の祭りには神が欠けてきた?

先日の京都訪問時に鞍馬の火祭りという、大きなたいまつ(直径1mぐらい)を燃やして神社に持っていくお祭りを見学しました。そのたいまつの担ぎ手が笑顔だったのですが、それがずっと心の中にありました。隣で見学していた同行者は、「笑顔のほうが楽しそうで、親しみも持てていい」と言ってましたが、僕は「お祭りでは(特にその担い手は)笑顔を見せるべきではない」と主張したのです。けど、その笑顔を見せるべきではない理由が、その時ははっきりと言えなかったのです。

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鞍馬の火祭り。(ぼけぼけですみません。どなたか、コンパクトデジカメで夜中に動いている物体を綺麗に撮影する方法を教えてください。)

最近、結論が出ました。国語辞典で調べると、「祭とは、神霊などを祀る儀式。祭礼、祭祀(さいし)とも呼ばれる。あるいは、本来の祭から派生した、催事(催し、イベント)、フェスティバルのこと。」となっており、僕が重視してたのはこの前者のほうで、神や信仰に関することにあまり笑顔は相応しくないのではと思ったのでしょう。最近の国内のお祭では、屋台の充実や仮装行列といったフェスティバル的な側面ばかりが強調され、本来の目的である「神霊などを祀る儀式」部分が薄まってしまったのが残念なんですね。おそらくネパール(ヒンズー教やチベット仏教)やバングラデシュ(イスラム教)といった国では、またお祭事情は異なると思いますが。

ネパールプロジェクトの近況 その5

ネパールプロジェクトの近況を紹介させて頂きます。最近、少し遠のいてきましたが、現状の整理をさらっとしていきたいと思います。

■クルーについて
 クルー(プロジェクト参加者)に参加表明をして頂きました。皆、それぞれの意志を話てくれました。この参加表明はプロジェクトを実施する上で、「けじめ」という様なものだと思います。ネパールは過去に治安が悪化した時期もあり100%渡航できるとは限りません。クルー誰しもが、みな参加できるとは言えないのです。事実、僕は過去にプロジェクトを実施する一日前に風邪を患い、参加を見送るクルーを出してしまった事があり、この時はクルーのリーダーとして大変反省しました。今でも悔やんでいます。まぁ、またそんな彼とまたプロジェクトをやっているのですが。
 そんな事もありました。そういう不測の事態が生じて参加できなくなる事もあり得る事を意思表明の際に説明しました。あるクルーは「現地に行けない事になっても学べる事は沢山あると思い、このプロジェクトに参加します」と言ってくれた方もいました。個人的な事ですが、その言葉を聞けた事はうれしかったです。だからこそ出来れば、全員で現地でプロジェクトを展開したいです。

■事業内容について
 現在、計画書を鋭意作成中です。完成次第、紹介したいと思います。計画書は現在、環境に配慮して出来る限り余白を消して、ページ数を省こうかと考えています。節約していこうというコンセプトで、品質はキープする事は矛盾していますが、矛盾しない程度に余白の編集をしていきます。また、年末には最終的なプロジェクトに関する実施要項を完成させる予定です。一月はクルーの9割は大学生である為に、試験勉強に励んで欲しいので、あまり計画は遅らせない様にしたいです。2月の頭に詰め込みで作業をしない為にも
11月〜年末の期間は慎重かつ迅速に内容をつめればなという所です。

今度、ブログを書くときは事業内容について紹介させて頂きます。
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ネパールの田園風景です。個人的な事ですが、四谷の防衛庁の庁舎に近くにある新宿歴史博物館に訪れた時にかつての早稲田付近の写真を見ました。今のネパールの郊外と同様に原っぱの広がる場所でした。しょっちゅうミーティング等で訪れる早稲田も昔はこんな田園風景だなと思うと、少し驚きました。

本の紹介:ネパールで風力発電する

読書の秋というわけでもないのですが、2回続けて本の紹介になります。池澤直樹さんのすばらしい新世界を今、読んでいます。まだ1/3も読み終わってないのですが、この本、めちゃくちゃ、僕らに関係しています。

なんたって、主人公が小型風力発電機を設置するために、ネパールの山奥に行くというストーリーなんですもん。風力発電!ネパール!俺らが読むしかない!

ということで、パックス全員、読むよーに(笑)。小難しいわけでもなく、小説だから読みやすく、いまのところ面白いですよ。

情報技術と開発協力・環境教育に関する構想

パックスでは2,3年前から、アジアの現場での活動に加え、日本でのネットや映像を利用した情報技術を用いて報告活動・ワークショップ開催などに取り組んできました。これは、構成員のほとんどが大学生で、現地を訪問できるのが年に1,2回でそれも2週間程度であり、現場にいる時間だけではなく日本にいる時間にも、僕ららしく活動したい・アジアのためになりたいという意味もあるためです。

現地での草の根レベルでの活動は、直接的でわかりやすいものです。しかし、それだけでは、視野が狭くなったり、全体最適ではなく部分最適解に繋がったり、はたまたもっと大規模・効率よく問題を解決するチャンスを失ったりする可能性もあります。また、先進国での若者に対する意識付け・環境教育を行うことにより、その若者が将来的に何らかの形で開発協力に関係してくれることも、僕らの国内での活動の目的です。

かなりまわりくどい言い方をしましたが、次回のネパールプロジェクトに関しては、これまで以上の情報技術を利用した報告・情報共有に取り組んでいければと思っています。11月上旬ぐらいまでにはその構想を発表できると思います。お楽しみに。

ボランティアを管理・制御する技術

現在開催中のアジア系フェスティバルにボランティアとして参加している方から聞いた話。そのフェスティバルでは、大々的にフェスティバルの運営・実施を手伝ってくれるボランティアを募集していたそうなのですが、申し込んでも主催者側から事前にまったく連絡が無く(ボランティア内容や集合日時すら知らされない)、本番当日になってやっと連絡が取れたそうです。

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(ネパールスカウトと突如的、野外ミーティング@カトマンズ2003)

そんな話を聞きながら、特に災害復興支援や緊急時に集まる多数のボランティアをどう管理・制御するかということを考えていました。たとえば、新潟の大震災の際は市町村役場等に全国からボランティアが集まったようですが、そのようなボランティアを誰が、どのような手法でマネージメントしたのか。そもそもボーイスカウトにおいてもボランティアのリーダーによって活動が成り立っているわけですが、これもある程度の長い時間をかけて人間関係を構築した上での活動運営であったり、少なくとも同じボーイスカウトであるという前提があっての共同作業であったりします。しかし、緊急時にはそれこそ素性の知れない雑多なボランティアが集まるわけで、そのような人たちを管理・制御するのは難しそうだなぁと思ったのです。

ボランティアを管理・制御する手法・スキルについての研修とかも、実は世の中にはあったりするのかなぁ。新潟の大震災時はどのようなマネージメントがあったんだろう。ご存知の方、教えてください!

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