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爺さんの盆栽の手伝いに

今日は私のお爺さんの盆栽の手伝いに行ってきました。毎年恒例になっているのですが、盆栽や植木をフリーマーケットに出して、安く譲るということをしています。そんな中で思ったこと・考えたことを3つ。

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(爺さん宅の盆栽いじりスペース(完全自作))

フリーマーケットなんだから、売らなければいけないのに、二人の職業は、爺さん:職人(木工)、私:研究員(AV・IT)ということで、二人とも営業的資質はなく、ほとんどお客さんに声をかけなかったのです。ただひたすら、お客さんにはゆっくりと盆栽・植木の出来を見てもらい、セールストークなしに買ってもらいました。これはこれで、おもしろい商売のやり方だなと、自分を納得させていました(本当はもっと積極的に声をかけたり、説明をしないといけないんだけど)。

また、盆栽をじっくり見ると感じていただけると思うのですが、ここには地球の縮図がある気がするんです。雨が降り、それが木・葉にたまり、土に落ちる。そして、木や土の中には微生物や虫が住んでいる。そこで完結した小さな世界があるような。

あともう一つは、盆栽とは関係ない話。日本で最もアウトドア技術・経験を持っているのは、爺さん世代の戦争に行っていた人たちなのではということを思いました。私の爺さんは6年間中国に戦争に行っていたらしく、またその6年間の大半を行軍(いまで言う移動キャンプ?)をしていて、そのときの最も重要な装備は「塩」だったそうです。さすがに現代では、食料的にも、精神的にもそこまで追い詰められて移動キャンプをやっている人ってのはなかなかいないですよね。そういう意味で兵隊に出ていた日本のお爺さん達は最強のアウトドアマンだと思ったのです。


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