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作者アーカイブ: Pax IV Hyper
世界三大仏教遺跡の一つへ
2006年3月2日から7日まで、パックスのYNGSW氏と、ミャンマーに訪問してきます。残念ながらミャンマーにはボーイスカウトが存在しないので、スカウト活動はしませんが、バガンという場所にある遺跡群を見てくる予定です。世界には以下のような世界三大仏教遺跡なるものがあるそうで、バガンもそのうちの一つです。
■カンボジアのアンコールワット
■ミャンマーのバガン
■インドネシアのボロブドゥール
(2002年に行ったアンコールワット遺跡)
参考までに今回の旅行日程を記しておきます。
2006/03/02: 移動(ヤンゴン泊)
2006/03/03: 移動、バガン観光(バガン泊)
2006/03/04: バガン観光(バガン泊)
2006/03/05: 移動、ヤンゴン観光(ヤンゴン泊)
2006/03/06: ヤンゴン観光、移動(機中泊)
2006/03/07: 帰国
ミャンマーの首都であるヤンゴンまでの往復の国際航空券は取りましたが、それ以外の国内航空券、宿泊先は現地で取ることになります。YNGSW氏の交渉能力に全てはかかっています(私はぼったくろうとする人を相手に金額の交渉をするのは苦手なんです。。。すぐに怒り出すから、私が。。。)。また、写真等については帰国後に載せていきたいと思っています。
ナマステ!
ネパールでは、「こんにちは」は、「ナマステ」になります。しかも、どんなに偉い人でも、どんなに忙しいときでも、みなさん下記の写真のように両手を合わせて、「ナマステ」と礼儀正しく挨拶をしてくれます。気持ちがいいです。僕がアジアを好きな理由です。
個人的な報告:未踏ソフトウェア創造事業採択
このたび、独立行政法人情報処理推進機構2006年度下期未踏ソフトウェア創造事業に採択されたことをご報告いたします。パックスの活動とは今のところまったく関係はありませんが、最先端科学技術と発展途上国の開発協力を融合させたいという考えを持っているため、今後、なんかしら絡められたらとも、思っています。
(たとえば、ネパールの山民族の村の環境モニタリングをする。そのためには厳しい自然環境に絶えられるコンピュータ・センサーシステムが必要になる。その基盤アーキテクチャー、システムソフトウェアを作るという視点で、大学での研究活動にも取り組むとか?かなり無理矢理な融合だけど(笑))
NPO法人化の勉強メモ(基礎編)
パックスの一部ではNPO法人化を目指して準備中ですが、ここでは私個人的なメモを載せておきます。ちなみに以下のメモは、NPO法人をつくろう—設立・申請・運営からの抜粋がほとんどです。
■メモ
・非営利とは利益を関係者で配分しないということであり、儲けてはいけないという意味ではない。株主配当のない会社のようなもの。
・小さな政府が目指されている今、今まで政府が取り組んでいたことをNPOがやる場合も多く、行政に協力・提言することも求められている。
・NPO法人の起業家→ソーシャルベンチャー
・総会主導型と理事会主導型がある。
・申請してから審査に4ヶ月間かかる。
・役所に電話し、予約をとって、相談・申請を行う。
■NPO法人化のメリット
・契約の主体になれる
・受託事業や補助金を受けやすくなる
・公的な施設を利用しやすい
・社会的な信用が生まれやすい
■NPO法人化による義務
・情報公開の義務
・法律に定められた運営
・課税対象として捕捉される
・残余財産が戻ってこない
■NPO法の定めるNPO法人の17の活動分野
1,保健、医療又は福祉の増進を図る活動
2,社会教育の推進を図る活動
3,まちづくりの推進を図る活動
4,学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
5,環境の保全を図る活動
6,災害時の救援の活動
7,地域安全活動
8,人権の擁護又は平和の推進を図る活動
9,国際協力の活動
10,男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
11,子供の健全育成を図る活動
12,情報化社会の発展を図る活動
13,科学技術の振興を図る活動
14,経済活動の活性化を図る活動
15,職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
16,消費者の保護を図る活動
17,前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
■NPO法人に必要なメンバー
・社員が10名以上(社員とは総会における議決権を有する人であり、会社の社員とは異なる。いわゆる会員で議決権を有する人。)
・役員として理事が3人以上、幹事が1人以上。役員は社員を兼ねられる。
■NPOの主要な収入源
・会費収入
・寄付金収入、助成金収入、補助金収入
・事業収入
■NPO法人の申請に必要な書類(以下を所轄の県庁に提出)
・申請書
・設立趣意書
・定款
・事業計画書
・収支予算書
・宗教・政治を目的としない、暴力団の統制下にないこと等の確認書
・設立についての意思の決定を証する議事録の謄本
・役員名簿および報酬を受ける役員の名簿
・役員の就任承諾書および宣誓書の謄本
・役員の住所又は居所を証する書面
・10人以上の社員名簿
悪夢は繰り返される:加盟員登録申請
今年もやってきました、ボーイスカウトの加盟員登録申請。。。やっとさきほど、本年度分の事務作業が終わりました。いやはや、去年あんなにむかついていたのに、今年もシステムはまったく変わっていませんでした。。
基本的には上記にリンクの去年の報告を読んでいただければ、今年もまったく同じこと繰り返したので、状況は伝わると思います。加筆するとすれば、今年も例年通り、コンピュータでのデータ作成と同時に、カーボン用紙を使っての手書き資料が相変わらず要求されていること。両方を要求してくる理由、そしていまだにカーボン用紙で書かなきゃいけない時代遅れさ、まったくもって意味不明です。ほんと、どーにかしてほしい。。。はぁ、疲れた。
思考の場所
一応3月までは社会人なんですが、すでに有給休暇中ということで、学生並の春休みを過ごさせていただいております。休暇に入ってすぐに動き出したものの中に、ミャンマーのバガン遺跡への旅行の準備と、パックスのNPO法人化の準備の2つがあります。この2つともパックスメンバーで同年齢のYNGSW君(子音は省略)と二人でやってます。外から見たら凸凹コンビらしいですが、お互い平日昼間に時間を空けられる&スキル的に補完関係にあるということで、一緒にやっています。
さて、春からの新生活に向けて、神奈川県藤沢市の新居周りの見学をしたり、大学のキャンパスに行ったりしながら思ったことを書きたいと思います。それは、思考するための場所。というのは、事務処理に追われたりするオフィスや、みんなが何故かよく分からないけど急いでいるオフィス街では、じっくり・しっかり・深く考えることができないのではないか?と思うのです。そうすると、仕事にしても、生活にしても現状維持をするのにイッパイイッパイになって、新規提案・改善等はなかなか思いつかないし、ましてや行動にも移せないのではないか。
(2002年に訪問したイギリスのケンブリッジ大学)
学生時代にはノーベル賞を多く輩出している大学やその街を見てきたのですが、それらに共通するのは、勉強というか、研究というか、考えるための環境が整っていると感じたことです。同じ1日、同じ1年を過ごしていても、本質を追求する時間が多く取れそうな街づくりができているなぁと。
(春から通学する慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)
日本のボーイスカウトについて、深く考えられる環境はどこか?残念ながら、各団、各隊の指導者の場合は、スカウトの指導という”現場”の役割をこなすのがやっとだと思うのです。実際に僕も高校生年代のスカウトの指導者として活動に参加するときなどは、そうなってしまいます。というわけで、やはりユース世代が、何も縛りがない環境で、自由に、そして深く考えるというのには意味があるのではないかと思うのです。みんな、頭、使いましょうー。
ソニーを退社します(個人的な報告)
2006年3月末をもって、これまで3年間勤務したソニー株式会社を退社し、4月からは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程に入学することになりました。実は有給休暇の消費もあり、本日から3月末まで休暇になっており、事実上昨日が最終勤務日でした。ソニー勤務中は、本社研究部門配属ということもあり、機密・情報漏えいに注意をしており、ほとんど仕事上の話はできませんでした。しかし、今後は学生ですので、オープンになれると思います。
また、退社・入学に伴い、引っ越します。神奈川県藤沢市辻堂の海まで約10分のところに、人生で初めて一人暮らしを3月から始めます。これまでの川崎での高層階での生活、超満員電車での通勤から、海近くの古い2DKのアパートで、車か自転車での通学になります。学生になるということから、時間的・身分的にもかなり自由になります。当然Pax IV Hyperに対してもこれまで以上に関わっていけると思います。
今後とも皆様のご指導、どうぞよろしくおねがいいたします。
潜在意識と発想力
急にお題を挙げられ、じゃあ、良いアイデアを出してくださいと言われても、出てくるものは浅はかなものばかり。かといって、長い時間検討時間を与えられても、考えられる時間は十分に取れたとしても、出てくるアイデアは大したこと無かったりする。
(ネパール、カトマンズの風景。本文とは関係ありません。。。)
本当に良いアイデア・発想というものは、潜在意識下にそのお題を常に置いておき、決してそれについて真剣に考えるのではなく、ふとした環境変化・日常生活において、ピカっと閃くものなのかなぁと最近思うのです。重要なのはそのお題を潜在意識下にしっかり置いておくこと、そしてあらゆる環境に身を置いたり、いろんな刺激を受けたり、五感でそのお題に関係する/しないモノを感じていれば、いつか発火するのではないかと。あと重要なのは、そのピカっと思いついたものを、サッとメモをできるようにしておくこと。僕は最近は携帯のメモ機能を使うようにしてます。
報告:【Pax IV Hyper General Meeting#1, 2006】
報告:【Pax IV Hyper General Meeting#1, 2006】
昨日・今日で、新潟県の湯沢にてパックス総会を行ってきました。議題のうち、Pax IV Hyperの運営体制、今後の体制についてご報告をさせていただきます。
■代表の交代
これまでPax IV Hyperの代表は青木(神奈川海老名2団、東京港3団慶應RS)が約2年間勤めておりましたが、組織の若返り・今後の動きを睨み、加藤君(東京豊島4団、東京新宿2団早稲田RS)が第3代目のPax IV Hyperの代表に就任することになりました。今後とも、ご指導ご鞭撻下さいます様、どうぞよろしくお願いいたします。ちなみに青木は今後も広報担当という位置づけで、こちらのブログの書き込みは継続いたします。
■Pax IV Hyper NPO化
さらなる組織の強力化・活動の高度化の為に、NPO法人格の取得に向けて、動き出すことになりました。まずは、その法人格取得について勉強から始まりますが、2006年度中に法人格を取れるよう、頑張っていきたいと思っております。
■Pax Circusについて
今回の代表の交代と同時に、前代表を含めた一部の社会人メンバーは活動の軸足を、ローバースカウト/ユーススカウトという枠組みからは外れそうな新しいステージに移そうと準備中です。その取り組みはPax IV Hyperではなく、今後はPax Circusとして取り組むことになりました。まだ内容は未定なんですけどね(笑)。
以上、2006年になり、体制に変革を起こしておりますが、すべては我々自身、活動のさらなるレベルアップの為に行ったものでありますので、皆様の変わらぬご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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(総会の様子:中央が新代表加藤です。)
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(新体制初日の快晴っぷり!)
戦争の本
世界のボーイスカウト運動では、Gifts for Peaceという取り組みがなされていて、各国のボーイスカウトが平和に関する何らかの活動をすることになっています。また、ボーイスカウト日本連盟でもギフトフォーピースプロジェクトとして様々な取り組みをやっているようです。ということで、本日は平和の反対?の戦争に関する本で、僕が最近読んだのをご紹介いたします。
■大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし
■大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊
■ちょっとピンぼけ
■ベトナム戦記
■本当の戦争の話をしよう
「大空のサムライ」は、第2次世界大戦時(主にアジアが舞台)の日本の零戦パイロットが書いた本です。著者であり、200回以上の空戦で敵機大小64機を撃墜したエース(撃墜王)である、坂井三郎氏の武勇伝でもあり、戦争の最前線の雰囲気がわかる本でもあります。「ちょっとピンぼけ」は同じ第2次世界大戦を書いたものですが、舞台はヨーロッパで、書いたのは報道写真家のロバートキャパです。
また、「ベトナム戦記」は作家の開高健氏の従軍記で、さすが作家が書いただけあって、表現が写実的で、人間が殺される部分の記述なんかには気持ち悪さすら感じました。そして、今読んでいるのが、「本当の戦争の話をしよう」で、同じベトナム戦争を舞台にしたもので、これは米軍の兵士が書いた短編小説集です。
第二次世界大戦とベトナム戦争、そして日本人著者と外国人著者、また著者の職業が軍人であるか、ジャーナリストであるか。いろんな戦争が、いろんな視点から書かれていますが、共通して言えるのは、やはり戦争はあってはならないということ。そもそも同じ種が殺しあうというのは人間しかいないという、おかしさ(いかなる動物でも同じ種同士で殺しあうことはないらしい)。おそらく戦争をやっている国の人たちは、平和のことは望むことはできても、毎日を生きるのが必死だと思うので、戦争の無い国の人たちこそ、真剣に取り組むべき課題だと思いました。