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作者アーカイブ: Pax IV Hyper

ローバーの連盟内政治に対する興味

東京のローバーコミによるコミュニケーション?:セイさんとタツロウさんの交換日記」にトラックバックしています。

確かに最近のローバースカウトにとって、「ローバース会議」「ローバー代表者会議」「日本連盟の全国会議、委員会等」に対する興味は少なくなっているように思えます。昔は日本のローバーリングの方向性を変えたいと思い、上記のような会議に参加・運営したのを覚えていますが、最近はわざわざ日本連盟や都連盟にまで出て行く必要が無く、結構自分達のまわりだけでやりたいことを実現できてしまうから、このような状況になったのかなぁとも思います。

また、考えうるもう一つの理由は、過去数年間の青年参画事情を見てきてしまっていて、それに失望しており、はじめから連盟・会議体には何の期待もしないし、求心力も感じないのかもしれません。さすがにこれほど日本連盟での青年参画事情が悪いと、ユース年代にも諦めが出てしまうのはしょうがないと思います。

ローバースカウトの政治(会議体、連盟での参画)に対する興味がなくなったことについて、それ自体は悪いことなのか。私は一概には悪いとは思いません(必要がないと感じるなら、それはそれでいいと思います)が、将来のこと・後輩のことを考えるならば、連盟に出て行って、奉仕したり、貢献して、環境作り、方針策定みたいなのをしてもらいたいなぁとも思うのです。

Pax IV Hyper Studio

会社を定時であがり、青山にある国際連合大学に行って、打ち合わせをしてきた。打ち合わせ内容はPax IV Hyperによるコンテンツ制作プロジェクト。Pax IV Hyperによる各地でのプレゼンテーションやWEB上で公開している報告書製作等をより強化するために、意見交換・お願い等を国際連合大学&慶應義塾大学にて教授をやっている方としてきた。以下、本日の議論事項を記述する。

Pax IV Hyperによるコンテンツ制作
これまでもプレゼンや報告会等のために、発表資料・報告書作成はやってきた。2005年4月に、何人かのメンバーが学生から社会人になることから、現場での奉仕活動、野外活動からある程度の距離を置かなければならず、しかしこれまで自分が得た経験や、ITスキルを活用して、青少年教育に生かすために、自分達の経験や、新たな取材・調査を通じて材料を集め、文書・発表資料・WEB・映像等を作っていこうということになった。

United Nations University: Media Studioの活用
私がフェローになっているLEADと慶應義塾大学、国際連合大学、シスコシステムズの4者で開設したメディアスタジオのインフラについて、今後の交渉にもよるが積極的に活用していくということになった。会議室としての利用はもちろんのこと、WEBサーバ、映像編集システム等も内容によっては利用可能になりそうとのこと。

Asia Pacific Initiative
上記のPax IV Hyper & LEAD or Media Studioのコラボレーションがある程度軌道に乗った段階で、今度はボーイスカウト日本連盟とLEADに正式にコラボレーションを提案し、グローバルな青少年教育団体と、グローバルな環境保全人材ネットワークを有機的につなげたり、もしくは国際連合大学のE-learningのノウハウ等をボーイスカウトのほうに移植したりできたら良いなぁと思っている。2年前くらいに上述4者によって立ち上げられたAsia Pacific Initiativeのようなアイデアにボーイスカウトのアジア太平洋地域も加われれば、新しい何かが出来る気がする。

大学の先生と話をすると、視野が広く、相手にしている世界も大きいので、あ、そーゆー見方もできるんだと気づかされることが多い。ただ、現実的には、抽象的なことばかり言っているわけにも行かず、具体例を作っていかなければいけないので、まずはPax IV Hyper数人で確かな実績をコンテンツ制作でやって行きたいと思っている。ボーイスカウトとITとは、言葉的には流行っているが、実態がなかなか見えないので、具体的な成功例を作りたい。

Killer Innovation

先日、ソニーという会社の経営陣が刷新されることが発表された。その企業の製品、ブランド、技術、経営、そして何よりも創業したときからのその歴史が日本国民に愛されてきたせいか、ニュースでも大々的に取り上げられた。で、アメリカのあるニュースサイトでは以下のような文章が載っていた。 “Inside Japan, Sony Corp. is considered something akin to a national treasure. It’s a company that has been emblematic of engineering excellence, killer innovation, and savvy marketing.”

この”Killer Innovation”という単語にグッときた。。。。Innovationは革新という意味。しかもそれにKillerがつくとなると、殺人的な革新とでも訳すのだろうか。とにかくちょっとしたマイナーチェンジなのではなく、世界を変えるような製品・サービス・作品を出すということなのだろう。で、このブログはボーイスカウトネタを中心にするという方針なので、最近のデジタル機器、IT事情、経営等はとりあえずおいておいて、ボーイスカウトの話につなげる。

ご存知かもしれないが、ソニーの創業者井深大は財団法人ボーイスカウト日本連盟理事長・総裁代行をやっていたこともあるのだ。なのに何故、日本のボーイスカウトはこんなにInnovativeじゃないのか。。。。現代の青少年教育におけるKilller Innovationはなんなんだろうか?そのKiller Innovationは誰が生み出しえるのだろうか?文部省、学校教育、それとも塾なのだろうか?ボーイスカウトがKiller Innovationを生み出しても良いのではないだろうか。

ソニーには設立趣意書なるものがある。前述の井深さんが書いたものとされている。
”真面目ナル技術者ノ技能ヲ、最高度ニ発揮セシムベキ自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設”この文章、いくつかの単語を変えれば、ボーイスカウトにも適応できる気がする。”真面目ナル青少年ノ技能ヲ、最高度ニ発揮セシムベキ自由豁達ニシテ愉快ナル理想環境ノ建設”

ボーイスカウト発Killer Innovationを是非!

(英文記事や設立趣意書を読みながら、ブログを書いていたら、妙にアツクなってきて、文章もまとまりのないものになってしまいました。。。失礼いたしました。)

第22回世界ジャンボリー開催地レース

次回の第21回世界スカウトジャンボリーは、スカウティング100周年を祝い、イギリス・エセックスで開催される予定です。

どのように開催地が決められるかというと、3年おきに開催される世界スカウト会議の場で、決議されるわけですが、実地調査委員というものが存在するわけではないので、プレゼンテーションの上手さと地道なロビー活動や対比させたイメージによって、各加盟国の1票が決まるといっても過言ではありません。

近年は、世界スカウトムートとの関連もうまく揃っていて、

世界ジャンボリー 世界ムート
95年 オランダ  96年 スウェーデン (欧州)
98−99年 チリ 00年 メキシコ   (インターアメリカ)
02−03年 タイ 04年 台湾     (アジア太平洋)
07年 イギリス  08年 モザンビーク (別々) 
11年 ???   12年 ???

となっています。

世界ジャンボリーを開催できる加盟国というのは、全てというわけではないことです。開催にあたっては、国をあげて努力しないと不可能に近く、私が参加したチリの世界ジャンボリーでは、加盟員数が子供から大人まで全部合わせて約3万人という規模の連盟が、世界から自国参加者も含め約3万人を受け入れたということは相当な努力があったのではないかと推測されます。

さて、話は戻り2011年についてですが、日本は立候補を表明しています。国内では5箇所の候補地がありましたが、漸く決定しました。
http://www.shizushin.com/local_social/20050305000000000044.htm

選考結果は、静岡県・富士宮市ということで1971年に朝霧高原で開催されたものを再現するようなイメージを受けます。他の立候補国は、同じアジア・太平洋地域に属する、オーストラリア・シンガポールの2カ国と欧州地域のスウェーデンです。

客観的には、前回がタイで開催され、今度がイギリスなので、2回連続欧州はないのではないか?という推測や、タイとシンガポールは似たようなイメージがある?こと。87−88年にオーストラリアで開催しているので、サイクルが早い?ということなどもあります。(実例としては、同地域が連続で、オーストラリア→韓国となった例もあります)

肝心な中身の点でいうと、2005年9月に6年後のことを決めるので現実味が薄いと感じる人も多いと思いますが、各国で、戦略を立てて進んでいるようです。

例えば、オーストラリアは、実行委員長・副実行委員長クラスに30歳・29歳という若手を起用してきていることや、シンガポールの様に既にワッペン・ピンバッジを制作し、先月インドであった世界的な行事でプロモーションをするなどしています。

開催するにあたっては、いつも自国の利益ばかり考えがちですが、世界的な行事である以上、その利益は全ての青少年に属するものですので必ずしも日本が誘致に成功するようにとは思いません。スカウトとしては世界ジャンボリーに参加できるのは一生に1回。本当に運がよければ2回しかありません。2011年に14−17歳のスカウトが参加することを逆算すると現在、7−10歳くらいの青少年ということになります。
世界のどこで開催されるかは別として、彼らがこの大会に気持ちよく参加できるように、関わっていけたらと思います。

ベンチャースカウト:日本の離島へ

私が副長をやっている団のベンチャースカウト(高校生年代)では、グループプロジェクトとして、毎年春、離島でのキャンプをするようにしている。ちなみに私が現役のときは八丈島に行った。ベンチャースカウトなので、企画・計画・実施・報告については全て自分達でやるように指導し、もちろん島の選定も彼らに任せている。距離・時間・予算の関係から、伊豆七島のどれかの島になることが多いが、船を数時間(八丈島の場合は約12時間)乗って着くことになる。

canoe.jpg
(西表島の仲間川マングローブ地帯。奥に見える赤・黄色のはカヌー。高校生のときの八丈島の思い出もあり、昨年2月に一人で数年ぶりに日本の離島への旅を思いつき、行ってきたのだ。)

ボーイスカウトまでの段階で基本的なキャンピング技術、グループワーキング、プロジェクト法を学んでいるので、必要な技能は持っている。ただし、本格的に自分達だけで一つの旅をやり遂げたことは無いので、数人で力を出し合って、取り組ませる。

ベンチャースカウト(高校生年代)の指導においては、彼らにちょっと高めで曖昧な課題を与え、あとは彼らにやり方は任せるという指導を取る。そうすることにより、自分で考え、実行する経験を得られるし、後になってそれが自信となる。ちなみに私が高校生だったときに与えられた課題は「栃木県矢板市から半径100km以内で2泊の野営をした後に、JR矢板駅改札に何日の何時集合」という課題だった。私とK君の二人はバディを組み、尾瀬にて2泊することにした。(野営中に知ったのだが、このプログラムには約15バディぐらいが参加し、運営スタッフはすべての組がちゃんと野営できているか見回っていたらしいのだが、我々が選んだ野営地=尾瀬は車では来ることが出来ないので、見回りに来るのにも片道数時間もかかり、スタッフも苦労してたらしい。)

話は尾瀬にずれてしまったが、目的地を島に設定するのは、船や飛行機を遣わなければならないという点で、高校生には面白いのではないかと思う。本州だと日常生活で使用している電車・バスなどを少し多めに乗れば、目的地についてしまうが、離島だと普段使わない交通手段を使うことになるので、冒険感が出るのである。この春休み、皆様のスカウトを離島に出してみてはどうだろうか?

世界スカウト委員募集中

World Organization of Scout Movement(WOSM)にて、世界スカウト委員を募集しています。日本連盟においても春以降各種委員会の委員改選とともにユース委員会が設立される予定です。日本連盟の意思決定機関にさえユースがほとんど入れない現状において、世界スカウト委員会に参画することを考えることは非現実的な気もしますが、簡単に紹介させていただきます。

Call for nominations for World Scout Committee Membership
(世界スカウト委員会参画への推薦募集)

主な内容は以下の通りでした。
■新規世界スカウト委員の募集
 - 6名のスカウト委員を6年の任期で募集
 - ただしすでに委員を出しているアルゼンチン、バングラデシュ、カナダ、フ
ランス、香港、チュニジア以外の各国連盟から募集する
 - 世界スカウト事務局への推薦締め切りは2005年4月15日
 - 推薦は各国連盟単位で行う
 - 世界スカウト委員は各国連盟を代表するものではない
 - 36回世界スカウト会議での決議により、青年参画は重要な戦略となっており、
各国連盟が30歳以下の青年をや女性を推薦することを強く期待する

WOSMやAPR等において経験の深いかたに聞くところ、各国ではすでに候補者の擁立みたいなのはとっくに始めており、まさに各国連盟のお偉いさんにとっては一大イベントになっているようです。日本からはどうなるんでしょうかね。

WOSMのサイトにはこれ以外にもいろいろな情報が挙げられているので、今後はその紹介と簡単な訳なんかもこちらのブログで掲載していこうかなぁと思っています。

AIESEC Study Tour in Bangladesh

# 今回のエントリーは、スカウティングではなく、他団体での活動についてです。

僕は大学1年生の時にAPR提携プロジェクト・バングラ派遣に参加した後、そこで国際協力や国際交流の魅力を強く感じ、大学というフィールドでも何か同じような活動ができないかと考え、AIESEC(アイセック)に所属しました。

アイセックとは、世界89カ国に支部があり、各国の大学単位に委員会を設け、大学生を対象とした海外インターンシップのコーディネートを行う国際的な学生NPO団体です。

さて、今回その団体を通じて、バングラデシュへのスタディーツアー実施したわけですが、その目的は、現地NGOを視察することでした。というのも、本来、インターンシップ先の企業・NGOは世界共通のオンライン検索システムを利用してアプローチをかけていくわけですが、このやり方だと、ビジネス・語学スキルの問題からだいたい希望者の5割しか参加できません。そこで、僕達の大学の委員会では、NGOなどの国際開発研修にはあまり高度なスキル・語学が求まられないことに着目し、3年前からこのタイプの研修に注力してきました。

今回は、昨年度、提携を結んだAIESEC in BangladeshのNorth South Universityのスタッフに協力してもらい、現地NGOを訪問してそこでのインターンシップ受け入れの可能性を探ることになったのです。仮に直接現地NGOとの提携が実現すれば、オンラインシステムを使うことなく、ほぼ100%の確率でダイレクトに研修生を送り出すことが可能になるからです。

…だいぶ前置きが長くなりましたが、3年ぶりのバングラデシュを存分に楽しむことができました。

[変わったもの]
交通事情が若干良くなった気がしないでもないです。相変わらずクラクションの荒らしですが、信号を守っています。僕が最も驚いたのは、新しい建造物の多さです。どんどん近代的な(に見える)オフィスビルが乱立しています。宇宙博物館のプラネタリュウムの立派さには感動さえ覚えました。

[変わらないもの]
バングラ人の、異国人に対する親切心やホスピタリティー精神は全く変わっていませんでした(単に物珍しいだけからかもしれませんが)。僕も諸事情により予定を変更して緊急帰国することになったときでも、快く全てのサポートをしてくれました。ただ、ダッカ市内を移動する限り、正直に言ってストリートチルドレンの問題は、あまり解決されてないように思いました。因果なもので、医療の発展に伴って、バングラデシュの人口は増加の一途にあるそうです。

このエントリーに結論はありませんが、ボーイスカウト以外の団体で海外に渡航する
ことは、思った以上に、その国の多面性に気づかされるものです。

スマトラ島沖地震:アジア各国スカウトの活動写真

スマトラ島沖地震の被害を受けた各国とそれを援助するアジア各国スカウトの活動写真がWorld Organization of Scout MovementのWEBページにて公開されていました。日本では本地震に対する援助=寄付、という風なイメージがあるかもしれませんが、アジア各国ではスカウトの具体的な活動になっている様子がよくわかります。普段は英語のサイトだからあまり見ないという方も、このページに関しては写真ばかりなので、ご覧になられては如何でしょうか。

Tsunami Scout Aid: Scouts Helping
http://www.scout.org/tsunami/photogallery/index.htm

まだ検討段階ではありますが、Pax IV Hyperでも夏休みに被災国にて何かしらの援助活動をできないかなぁと検討中です。もしくは夏に行われるムート2005において、「災害とスカウティング」等のワークショップや活動があってもいいかなぁと思います。

セイネンサンカク〜06

こんばんわ、市河です。

 セイネンサンカク、…6個目。卒業までに何発行けるんだろう…。
今日は、世界ユースシリーズをお休みして、地区とか団から、県連、日連、っていう従来通りのこの組織の構造と、青年参画についてちょろっと考えたことを書きます。

 僕は最近まで、日連で活動して、「日本のスカウティングを良くしよう」っていうのと、地域の団で、団委員として活動して、「団の会計をもっとよくしよう」っていうのは、全く別の活動だと思っていたし、関係ないと思っていました。でもようやくそこんとこを結びつけて考えられるようになりました。まず、日連の議員になることも、団の会計を担当することも、比較的若い人間がやるならば、同じ青年参画なんですね。。

 業務の内容は全く違っているし、政策決定に関わる業務と、会計とかっていう技術的な物事に関わる業務には、別の動機とスキルが必要になります。大事なのは、組織内での位置づけや、業務の内容に関わらず、若い人がその中心的な部分に関わることで、青年参画という場をもっと作り出すこと。そこに、組織内のレイヤーによる、「偉い、偉くない」「上、下」という差は一切ないと思います。どこに参画していようとも、それはとても大事な経験だし、その人にとって、持っているスキルや技術を充分に活かし、意欲を満たす場であるべきだと思います。

 ただ、一つだけ、どんな業務に青年が参画するにしても、共通する必須の能力というか、スキルがあると思っていて、それは、コミュニケーション能力…。プレゼンテーション能力や、リーダーシップなどもこれに含まれるかもしれないし、場合によっては、語学力も含まれるかもしれません。これについても、参画する場所によって、求められる能力の高さに違いはないのですが、どこに行っても求められる「能力」であることから、今の組織構造のあり方に上手く載せて、段階的にこれを身につけられるような仕組みにならないかなと、あれこれ考えています。

 団で出来ないことは地区、地区で出来ないことは連盟でやるというだけ。連盟でやるべきことは連盟で、地区でやるべきことは地区でやるというだけ。ということは、地区に参画する人に求められる能力と、連盟に参画する人に求められる能力は違うかもしれない。参画する場によって必要になる能力と、どこに行っても同じように必要とされる能力がきちんと区別されて、それに応じた研修や訓練の体系が実現したら、「青年参画」に関する様々な問題の大部分が、解決するんじゃないかなぁ。

英国連盟はこの辺の訓練体系の整備に取り組んでいて、以前その資料を日本に持ち帰ったことがあるのですが、…なくしてしまいました。どなたか詳しい方の、コメントお待ちしております。

かっこいい報告書:慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクト

2004年9月に実施された慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクトの報告書が執筆担当:各派遣員、編集・デザイン:市河氏担当で完成した。Pax IV Hyperの前代表がデザインした我々のホームページもそうだし、今回の2004年慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクト報告書にしてもそうだけど、モダンでとてもかっこいいデザインになっている。これらは彼らがオリジナルでデザインして作ったものである。僕にはない技術やセンスを持っていて、いつも感心して見ている。

valley.jpg
(写真はモンゴルは南ゴビのヨリーン・アム渓谷)

見た目がかっこいいと、中身が多少劣っていても許してしまいそうになる。また、人を惹きつけるには見た目で勝負するのが手っ取り早い。これまでボーイスカウトの広報はそれぞれの地域で、あまりかっこよくないポスターを掲示板等に貼って広報していた。またスカウティング誌についても、最近は”Future Scouting”の稿などセンスの良いページが増えてきたが、これまではダサくて、ボーイスカウト外には恥ずかしくて見せれないものだったと思う。

ボーイスカウトとそのデザインは今後非常に重要になっていくと思う。ボーイスカウトの制服、メディアでの露出方法、そして今回紹介した報告書やWEB。それぞれのデザインがボーイスカウトのイメージ、ブランドの一部を形成していることは間違えない。僕はエンジニアでそのようなセンスはないが、センスのある人には、是非かっこいいボーイスカウト像を形成して、世の中にアピールしていって頂ければと思う。

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