ホーム » No Category (ページ 3)
「No Category」カテゴリーアーカイブ
2015年に向けたスカウト育成
参加者3万人(そのうち海外からの参加者約2万人?)に及ぶ国際的なキャンプ大会「第23回世界ジャンボリー」を2015年に日本でやるために、その大会運営を担うスタッフの育成が必要になってきました。以下に2015年までの主要な国内・世界でのイベントと、2008年現在13歳・25歳のスカウトが今後どのように歳をとっていくかを図示してみました。
上図の通り、2008年現在ローバースカウトである人は2015年には30台前半になっており、能力的・経験的にも最も活躍できる年代になっている反面、それぞれ就職先での仕事が忙しくなっていることでしょう。また、2008年現在ボーイスカウトである人が、2015年にはローバースカウトになっており、世界ジャンボリー運営の実働主体になっているという計算になります。
大規模な国際イベントを企画・運営するには、「第1段階:参加者として参加する」、「第2段階:運営者として参加する」、「第3段階:運営者中心メンバーとして参加する」というステップを踏むことが良い経験になるのかと思います。つまり、現在ボーイスカウトであるメンバーには、2010年の第15回日本ジャンボリーと2011年の第22回世界ジャンボリーへは是非参加してもらい、2015年には運営者として期待したいということになります。
また、ジャンボリー経験者だけが運営者になるのではなく、ネパール・モンゴル・バングラデシュといった各種国際協力プロジェクトを経験したメンバーが運営者になることは、「国際協力・国際貢献」「開発」「環境」「協働」といった面で、従来の「ジャンボリー運営」的な視点だけではなく、南アジアでジャンボリー並みに盛り上がっている「Community Development Camp(コムデカ)運営」的な視点も加えられるということで、有効だと思います。
あらゆる年齢層が有機的に協調する必要があり、まさに今後の日本のボーイスカウトプログラムの教育的成果が2015年のジャンボリーで発揮されるのではないでしょうか。こんな議論をいろんなところでしていき、またその一環としてより日本のボーイスカウトによる国際協力が推進されるといいなと思います。
世界スカウト財団役員と青年たちとのラウンドテーブル準備開始
世界スカウト財団主催で、日本の青年たちと世界スカウト財団理事メンバーとの懇談会を2007年10月5日に開催します。昨日、日本側の参加者が確定し、各参加者への確定通知が郵送されたそうです。本件については約5ヶ月前から構想は聞いていたのですが、これで正式に動き始められそうです。
そもそもの構想は、世界スカウト財団理事会やBaden-Powell Fellowship認証式が10月に東京でおこなれ、その際に多くの世界スカウト財団関係者が来日するのに、日本のスカウトと会わないのはもったいないというモチベーションで始まりました。
ラウンドテーブルを企画するのに、まずは全参加者が対等に英語で話ができることを前提としました。また、英語で話ができるだけでなく、理事にむけて主張すべきことがありそうな、各種活動経験者を集めたいというモチベーションもありました。ということで、参加者の大半は、バングラデシュ、ネパール、モンゴル等の国際プロジェクト経験者になり、まずはこれらの条件をクリアした参加者を集められたと思っています。
本番までは残り3週間なので、この3週間でラウンドテーブル当日に日本側からプレゼンテーションする内容についてつめると同時に、予想される質問への回答準備、また世界スカウト財団や世界のボーイスカウト事情についての予習等を進める予定です。
ちなみに先週末まで、ひさしぶりに集中して論文を書いていたので、その際に思ったことをメモしておきます。このようなことを心に留めて、準備作業にかかりたいと思っています。
◆自分が完成だと思ったところがスタート地点になる
論文やプレゼンテーションの場合は、一通り流れを作って、それに肉付けをするわけですが、すべて完成した時点でやっと他人に見てもらえるレベルになります。つまり、それ以前で見せに行っても「あぁ、まだこことここが埋まってないね」「ひきつづき、執筆頑張ってね」ということになってしまいます。しかし、一通り完成していれば、「よし、それでは内容の精査に入るか」「ここの論理的な繋がりがおかしくないか?」と内容的な評価をしてくれるようになります。自分が完成だと思った時点が、他人にチェックをしてもらいコメントをもらえる状況であり、そしてそこからどれだけ改善できるかに、質の向上が掛かっているんだと感じました。
◆制限字数の5倍は書く
論文の制限枚数はA4で約8枚だったのですが、おそらく実際に書いた分量は40枚分くらい書きました。ある部分は完全に消去し、ある部分は完全に書き直し、ある部分は少しの修正で済んだ。自分が完成だと思った時点では、余計な脂肪分ばかりが多く、また必要な骨・筋肉が欠けている場合があるのです。そのために、先輩や先生にチェックをしてもらいながら、論文における脂肪分を減らし、骨・筋肉を増やし、無駄の無い論文を書くわけなんですね。
科学技術論文の場合は、すべて論理・理論で進めていくわけですが、ボーイスカウト的プレゼンテーションなら、感情に訴える・問いかけてもいいので、今回は論理的にまとめると同時に、写真や動画を多用しして、感情的・情熱的に訴えるものをみんなで作っていければなと思っています。
(ちなみに明日から23日まで海外渡航の為、メール・ブログでの返信・書き込みは不能になります。よろしくお願いいたします。)
Google Map新機能テスト
Google Mapが簡単に自分のサイトに貼り付けられるようになったとのことで、そのテストです。Google Mapのページで「このページのリンク」というところをクリックすると、HTMLが出てくるので、それをこのページにコピー&ペーストしただけ。表示した場所は、現在、モンゴルプロジェクトメンバーが滞在中のモンゴルの首都ウランバートル。
日本教育工学会での発表題目
Pax IV Hyperのネパールでの活動から派生した研究について、以下の通り日本教育工学会第23回全国大会にて発表が決定しました。一つのローバースカウト活動から複数の成果を生み出すこと、そしてその成果を一般化・モデル化して、広く社会の評価にさらす事。モンゴルメンバーが現地で頑張っている現在、ネパールメンバーは発表に向けて研究活動を頑張っています。
■日本教育工学会第23回全国大会
日時:2007年9月22日-24日
場所:早稲田大学所沢キャンパス
◆「全周囲パノラマ画像による教材の開発」
著者・発表者:加藤洋平(第1著者・共著)
概要:通信速度の高速化、コンピュータスペックの向上により、小中学校でもリッチコンテンツが扱える環境となってきた。空間再現力の高い全周囲パノラマ画像は様々な利用ができる。そのような背景のもと、本発表では360 度前後左右上下を自由に視野操作できる全周囲パノラマ画像を用い、デジタル地図と連携させ、ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育教材の開発について報告する。
◆「ネパールにおける大学生による環境教育授業の開発」
著者・発表者:横澤樹一郎(第1著者・単著)
概要:本テーマは世界216 の国と地域で青少年教育を念頭に世界平和に向けた活動をしているボーイスカウトという運動体の中で実施したプロジェクトを客観的に分析した結果である。本テーマでは、ネパールと日本の大学生年代のボーイスカウトがネパール王国で実施している活動の一つである環境教育授業の効果について考察する事を目的としている。大学生年代の青少年の国外での環境教育授業の開発と実施に関して、深く掘り下げていく。
自然に最も近いスポーツ
地球の鼓動を楽しむスポーツです。
先週、横澤君と加藤君とともに湘南鵠沼にて。
世界スカウト財団理事来日予定者
世界スカウト財団役員と青年たちとのラウンドテーブルの参加予定者として、ボーイスカウト日本連盟事務局ニュースに挙げられていた理事について、検索エンジンで調べてみました。各役職については「元」の場合もあります。
■名誉総裁:カール16世グスタヴ・スウェーデン国王陛下
■理事長:William F.”Rick”Cronk(米)
・National President of Boy Scouts of America
・Dreyer’s 創業者(後に全米1位のアイスクリームメーカーになり、ネスレに買収される)
■次期理事長:Lars Kolind(デンマーク)
・Oticonの社員?社長?
・Grundrosの副会長(世界第2位のポンプメーカー)
・PreVenture A/S創業者 (コンサルタント・ベンチャーキャピタル)
・Spaghetti Organizationの提唱者
・Denmarks’s Man of the Year 1996
・Arahus Business Schoolの助教授
・世界スカウト財団理事としては、東欧の各国にフォーカスしている
■前理事長:Eberhard von Koerber(独)
・Eberhard von Koerber社社長(経営・投資コンサルタント)
・ABB社 役員
・BMW社 役員
■元理事長:Haward E..Kilroy(アイルランド)
・アイルランド銀行頭取
■WOSM委員長:Herman C.S.Hui(香港)
・弁護士、政府のアドバイザー
・Glorious Sun社のエグゼクティブディレクター(アパレルメーカーへの投資会社)
■WOSM事務総長:Eduardo Missoni(伊)
・医者
・UNICEFオフィサー
・イタリア政府外務省国際協力担当のディレクター
静岡22団瀬戸内海無人島キャンプ
静岡22団ベンチャー隊瀬戸内海無人島キャンプに参加した横澤君からの投稿です。
パックスのメンバー二人で静岡22団のベンチャー隊キャンプへ参加して参りました。そもそもの経緯はネパールプロジェクトのアドバイザーの方からの誘いであり、二泊三日の無人島キャンプをシーカヤックインストラクターのCSCさんに指導して頂きながら実施しました。個人的には久しぶりの水道さえない場所もない場所でのキャンプでしたが満天の星、調味料として大活躍したシシトウやダッチコーヒー(全部、静岡22団の方たちの持参品)、気さくなインストラクターさん、静かな瀬戸内海とゆっくりした時間、砂浜に龍安寺の石庭を再現したり、そしてVS隊の高校一年生の方達のプロジェクトについてのMTGに参加するなどスローライフながらリフレッシュする機会を与えて頂きました。
世界スカウト財団とは
世界スカウト財団役員と青年たちのラウンドテーブルに関連して、世界スカウト財団の概要についての記述をゲットしたので、共有いたします。明日は、今回ラウンドテーブルに参加予定の世界スカウト財団理事のプロフィールについて調べたものをアップする予定です。
世界スカウト財団は、世界スカウト機構(WOSM)の活動を財政的に支援する事を目的に、1977年に設立され、本部はスイスのジュネーブに置かれております。1982年よりカール16世グスタヴ・スウェーデン国王陛下を名誉総裁に戴いており、現在の理事長は、Mr. Rick Cronk (米国)であります。創設以降活発な募金活動を展開し、政府、民間機関、スカウト連盟、個人などの協力を得ております。日本政府からも2度にわたり各1億円の醵金を頂き、また昭和天皇ならびに今上陛下からそれぞれご下賜金を頂戴致しております。世界スカウト財団では、1981年に個人による財政援助を目的とする「World Baden-Powell Fellowship」なる会を発足させており(入会金 1万ドル)、現在その会員数は全世界で約1,600名となっております。 そのうち日本人の 会員は189名であり、支部組織の「日本チャプター」を結成して活動しております。 国別の会員数では米国に次いで第2位の位置にあります。寄付金は全て世界スカウト財団の基本財産に繰り入れられ、基本財産は本年 4月末現在で6,500万スイスフラン(約65億円)以上となっております。この基本財産の果実から毎年WOSMに対する支援を行っておりますが、WOSMの必要経費の25〜30%の支援を行っております。本年度の支援額は200万スイスフラン(約2億円)であります。
貧困の終焉
ひさしぶりにハードカバーの本を読みました。500ページにも及ぶ真面目な本ですが、読む価値は高いと思います。その本とは、貧困の終焉—2025年までに世界を変えるです。以下、本のカバーに書いてある紹介文です。
現在、全人類のうち10億人が飢餓・疫病・地理的な孤立のために「貧困の罠」から抜け出せず、1日1ドル未満で生活することを強いられている。そのうち、 生きる闘いに破れ、死に追いやられる人は毎日二万人もいる。しかし、人的資源の確保とインフラの整備さえ行なわれれば、自然と促される経済活動によって貧 困を過去のものとすることができるのだ。そして、そのために必要な援助額は先進各国のGNPのたかだが1パーセントに満たない。私たちは、人類史上初めて 「貧困問題を解決できる可能性を手にした世代」なのである。東欧革命中のポーランド、解体直後のロシアなど、世界各国の歴史的局面で経済政策の顧問を務 め、トップの政治家たちに助言を与えてきた国際開発の第一人者が、その豊かな経験を振り返りながら、貧困をなくすための方策を明らかにする力強い希望の書。
読後感等を書きたかったのですが、内容が濃く、筆者の提案については各種データの裏づけがあるために、素人の僕が概要をまとめるのは辞めておきます。マクロエコノミスト的な提案で、その提案は各国の首脳や国際機関へのものが中心なので、この本を読んで草の根活動家の我々が直接的に得るものはないかもしれませんが、経済の理屈的には貧困は終焉するんだ!というのがわかり、まさに希望の書だと思います。
第21回世界スカウトジャンボリー事前研修風景
第21回世界スカウトジャンボリーの現地リポートが、新潟県連のウェブページに存在するのを発見した(日本連盟のジャンボリーサイトからもリンクあり)。そんななか写真を眺めていたら、パックスのK君を見つけた!日本での事前研修中らしく、しっかりと勉強しているようですね。それにしてもIST(International Service Team)の人数は多いですね。日本にユーススカウトがこんなにもいたんだと当たり前のことに驚いてしまいます。