Mongolia Project 2022 渡航報告 8/22
6日目は帰国に必要なPCR検査を受けにいきました。その後、モンゴルスカウトの車に乗せてもらい、ウランバートルから少し離れた郊外に位置するテレルジに向かいました。最初に訪れたチンギスハーンの騎馬像は想像より何倍も大きくて、その存在感に圧倒されました!
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更に車で移動して、タートルロックでは馬とラクダに乗って散歩を楽しみました。モンゴルの雄大な自然を肌で感じることが出来て、最高の思い出になりました!
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その後、無事PCR検査も全員陰性と知らせが届き、夜にはモンゴルスカウトがゲルでモンゴル料理を振舞ってくれました。(以前教えて貰った歌に登場したモンゴル料理、「ツィヴァン」を作ってくれました!) お腹いっぱい食べた後は、ゲルの中で暖をとりながらお喋りをしたり、外で騎馬戦をして遊んだり、それぞれが思うように楽しいひとときを過ごしました。満点の星空の下で時間を共にして、更に心の距離が縮まったように感じると同時に、もうすぐ来るお別れの日を思って切ない気持ちになりました。
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Mongolia Project 2022 渡航報告 8/21
5日目はバイオブロックPJを実施する予定でしたが、急遽スケジュールが変更になり、午前中にバイオブロックPJの前半パート、そして午後に蜜蠟ラップPJを行うことになりました。
バイオブロックPJ前半パートでは、日本の昔ながらの遊びをモンゴルの子供達に紹介しました。けん玉やこま、竹とんぼなど初めて触れるおもちゃに、皆楽しそうな様子でした!
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また、一人のメンバーの思い付きでトトロお絵描き教室も開催され、盛り上がりを見せていました。
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蜜蠟ラップPJでは、モンゴルの抱える環境問題についてレクチャーを行った後、蜜蠟ラップ制作のワークショップを開催しました。思い思いの蜜蝋ラップを作り、お互いに見せ合う子供達の姿は非常に楽しそうでした。最後には記念撮影も行い、PJはどちらも大成功で幕を閉じました。PJ終了後はモンゴルスカウトと一緒に焼肉を食べに行き、内容の濃い充実した1日となりました。また、この日の夜に後発のメンバー2人が合流しました。
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Mongolia Project 2022 渡航報告 8/19
3日目は午前中にバイオブロックPJのリハーサルを実施し、午後にはモンゴルスカウトの案内でウランバートルの街を観光しました!
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リハーサルでは実際にトーラ川を訪れ場所を確認した他、水質調査などを行いました。その後、ウランバートル市内にある日本料理のレストランで、久しぶりの日本食を堪能しました。(店長さんも日本の方!筆者はとんかつ定食を注文しました。美味しすぎました…。)
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お腹を満たした後は、モンゴル最大と言われるノミンデパートで買い物をしたり、ガンダンテクチェリン寺院を訪れたりして、ウランバートルを満喫しました。夜は、メンバーのお誕生日をモンゴルスカウトと一緒にお祝いしました!皆でケーキを食べたりゲームをしたりして素敵な夜になりました。
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Mongolia Project 2022 渡航報告 8/18
2日目はフランススカウト主導の植林活動を行う予定でしたが、あいにくの雨で延期となってしまいました。しかし何もしないまま貴重な1日を終えてしまうわけにはいかないということで、急遽zoom会議を行いました。スケジュール変更と今後の流れの確認、および各PJの打ち合わせを行い、有意義な時を過ごすことが出来ました。
また、各ステイ先でそれぞれがホストファミリーと過ごす時間を楽しみました。
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(一緒にモンゴル料理を作ったメンバーも!) 夜にはモンゴルスカウトが、フランススカウトのお別れ会兼日本スカウトの歓迎会を開催してくれました。和やかな雰囲気の中会話を楽しみ、スカウト同士の心の距離が縮まった特別な一夜となりました。
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Mongolia Project 2022 渡航報告 8/17
ついに迎えたモンゴル渡航本番。成田空港に集合したメンバーは皆、期待と不安が入り混じった表情を浮かべていました。
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一人一言ずつ渡航への思いを語り、荷物の最終チェックを済ませた一行は、いよいよ飛行機に乗り込みます。食事を楽しんだり仮眠をとったり、各々好きなように機内での約5時間を過ごし、ついにチンギスハーン国際空港に到着!
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モンゴルスカウトの方々が空港でメンバーを出迎えてくれました。(お皿に注がれた牛乳を飲むモンゴル流の歓迎の儀式も…!?) 手配して貰ったバスに乗り込み、首都ウランバートルへ向けて出発します。すっかり日が落ちてしまった真っ暗な道を走ること数十分、光り輝くウランバートルの街が現れた時には思わず驚きの声がもれました!街に到着した一行は、はやる気持ちをおさえて各ステイ先へ移動し、モンゴル渡航初日を終えました。
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Mongolia Project 2019 渡航報告
Pax Ⅳ Hyperは世界で発生する社会問題を対象に、10年以上にわたりプロジェクトを実施してきました。現在進行中のネパールにおけるプロジェクト(NJSP)では環境問題を中心に取り組んでおり、ネパール人スカウトの協力のもと現地小学校でのゴミ処理施設設置などの活動を続けています。
このネパールでの活動経験により得たノウハウを生かし、異なる地域の社会問題にアプローチすべく本プロジェクトは設立されました。モンゴルは過去にPax Ⅳ Hyperの活動実績があり、本プロジェクトにより再始動されました。過去のプロジェクトではモンゴル人スカウトの協力で、母子家庭支援や証券取引所の見学など経済に重点を置いたプロジェクトを実施していました。本プロジェクトでは過去の活動内容に囚われず、モンゴルにおける社会問題の解決を目的に活動する予定です。
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2019年の渡航ではカウンターパートとなるモンゴル人ボーイスカウトとの関係構築を目標に、現地の視察やスカウト間の交流キャンプを行いました。モンゴルのスカウトとは渡航以前からオンラインミーティングを重ね、プロジェクト内容を決定しました。実際に渡航すると彼らはとても暖かく迎えてくれて、自国の文化や生活の様子を紹介してくれました。遊牧民の作法、食に対する姿勢や動物との関係など、今に息づく知識はどれも驚きに満ちています。
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国立公園で行われたキャンプではお互いの文化について学ぶだけでなく、モンゴルの社会問題についてもディベートを行いました。急速な経済発展の陰で、現在モンゴルでは様々な問題が発生しています。首都ウランバートルには仕事を求め各地から人が流入しており、現在は全国人口の約半分が生活していると言われています。この極度な一極集中により、大気汚染や貧困問題など、深刻な問題が生じるようになりました。また首都圏だけでなく、地方でも雇用の減少や教育機会の不平等などが問題視されています。
これらの問題に対し、ボーイスカウトとしてなにができるかが今後のテーマです。モンゴル人スカウトと協力し、社会問題の解決、そしてより良き社会の実現を目指していきたいと思います。
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